海外での買い物に絶対かかせない英語の「料金の聞き方」

海外旅行では、ショッピングに食べ歩きに、何かとお金を使う機会が多くなります。英語でスムーズに支払いができるよう、料金のたずね方や支払いトラブルの回避方法について、あらかじめ学んでおきましょう。

→英語の「サイン」の書き方・使い方・求め方

お買い物の際にはまず価格を確認しましょう

後々のトラブルを避けるためにも、支払う前にまずは料金を確認しましょう。

価格をたずねる一番簡単な表現は 、How much is it?(これはいくら?)や How much will it  be?(いくらぐらいになりそう?)です。

「料金」を表す英単語の種類と使い分け方

上記の表現の他に、「料金」を意味する単語を使ってより具体的に価格を尋ねることもできます。

「料金」を意味する単語は、pricecostfarefee などいくつかあります。商品やサービスによって使い分けられているので気をつけましょう。

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品物の料金は「price」

食べ物や洋服、その他様々な商品の価格をたずねるときに使います。

What is the price of this book with golden cover?
この金色の表紙が付いた本はいくらですか?

What is the price for the bus ticket to London?
ロンドンまでのバスのチケットはいくらですか?

サービスにかかる料金は「charge」

ホテルの宿泊費や電気代、その他、目に見えないもの(サービス)にかかる料金に対して使われます。

How much is the excess baggage charge?
荷物の超過料金はいくらですか?

How much is the parking charge for an hour?
1時間の駐車代金はいくらですか?

費用や経費は「cost」

商品にもサービスにも、幅広く使われている単語です。

How much does it cost?
それはいくらかかるの?

What is the cost of meals?
食事の代金はいくら?

What is the cost of living in Hawaii?
ハワイの生活費はいくら?

交通機関の料金は「fare」

バスの運賃は a bus fare、電車の運賃は a train fare、タクシーの運賃は a taxi fare です。

What is the bus fare?
バスの運賃はいくらですか?

専門家に支払う料金は「fee」

医者や弁護士などの専門家に支払う料金を表します。また、入場料(entarance fee)も意味します。入場料は、 admission fee とも言います。

How much is the entrance fee(admission fee)?
入場料はいくらですか?

What is the doctor’s fee?
診察料はいくらですか?

道路や橋などの通行料は「toll」

What is the toll to cross the bridge?
この橋を渡るための通行料はいくらですか?

金額の表現方法

英語では、同じ金額でもいろいろな表現の仕方があります。ドルの場合、「1 cent」は「penny」、「25 cent」は「quarter」とも呼ばれます。

さらに「○○ドル××セント」という金額の言い方も複数あります。
たとえば$15.25 (15ドル25セント)の場合、丁寧な順に
・「fifteen dollar and twenty-five cents
・「fifteen dollar twenty-five
・「fifteen twenty-five
・「fifteen and a quarter
となります。
よく使われる言い方を覚えておけば、聞き間違いによる無用なトラブルを避けることができます。


支払い方法とチップ

支払いは現金?それともカード?

支払い方法は、現金とカードがあります。観光地ではカードが使える場所も多いのですが、小さなお店だとカードが使えない場合もあります。支払い方法については予め確認しましょう。

I’ll pay in cash.
現金で支払います

I’d like to use my credit card.
クレジットカードで支払いたいのですが

Do you take VISA card?
ビザカードは使えますか?

チップの支払い方法

日本ではあまり馴染みのない文化ですが、欧米のレストラン等ではチップを支払う文化があります。

カフェやファストフード店ではチップを支払う必要はありませんが、少し良いレストランに入ったとき、良いサービスをしてもらったときにはチップを払うのがマナーです。

一般的に、料金の10パーセントから15パーセントほどを上乗せして払うようです。

現金で支払う場合

現金で支払う場合には、チップも合わせたお金を渡して「Keep the change.」(お釣りは取っておいてください)と言いましょう。

Waiter:Night fifty.
ウエイター:9ドル50セントです

You:Here you are. Please keep the change.
あなた:はいどうぞ。お釣りは取って置いてください

または、支払いが済んだ後、テーブルの上にチップとして5ドルほど置いておくのも良いでしょう。

カードで支払う場合

カードで支払う旨を伝えると、ウェイターさんがレシートとカード端末機を持ってきてくれます。レシートに書かれた金額に、チップを上乗せした料金を伝えましょう。そうすると、ウエイターさんがその料金をカード端末機に打ち込んでくれます。

Waiter(Holding card terminal equipment):30 dollar please.
ウエイター(カード端末機を持っている):30ドルお願いします

You:33, please.
あなた:33ドルで

Waiter(Putting the number 33):Thank you.
ウエイター(33ドルを打ち込む):ありがとうございます


もし支払いで問題が起こったら

おつりを返してもらえなかったり、代金を再度請求されたりなど、支払う場面で問題が起きることもあります。そんな時にも慌てずに対応できるようになりましょう。

お釣りをもらえなかったとき

おつりを返してくれなかったときの対応方法です。海外ではチップを払う文化もあるので、チップと間違えておつりを返してくれない場合もあります。チップは義務ではないので、おつりを返してもらいたいときにはしっかり伝えましょう。

ちなみに、「お釣り」は英語で change です。

Can I have 5 back?
5ドル返してもらえますか?

I’m 2 dollar short.
2ドル足りません

Change, please.
お釣りをください

I didn’t have my change back yet.
まだお釣りをもらっていないのですが

代金を再度請求されたとき

代金を払ったにも関わらず、再度請求される場合があります。支払い済みであることを伝えましょう。また、支払い済みであることを証明するためにもレシートをいつももらっておくことを習慣づけましょう。

I already paid.
もう支払い済みです

法外な値段を請求されたとき

ちゃんと間違えずに聞き取ったはずの金額が、法外な値段だったときには、支払う前に金額をくりかえして相手に確認してみましょう。それでもその高額を請求されたならば「ぼったくりでしょう!」と言って、強い態度に出てみることも必要です。

「剥ぎ取る」「騙し取る」という意味の rip off が、「ぼったくる」という意味でも使われます。

That’s a rip-off !
ぼったくりでしょう!

Don’t rip me off!
ぼったくりはやめてくれ!

50 dollar for a glass of wine? What a rip-off!
ワイン一杯で50ドルだって?いくらなんでもぼったくりだよ!

This cake is 30 dollar? This is a rip-off.
このケーキが30ドル?ぼったくりだね

友達が海外旅行に行くときにはこう言ってあげましょう。

Don’t get ripped off!
ぼったくられるなよ

また、「それは高すぎる」という意味で too expensive too much なども使われます。

100 dollar? That is too expensive! Could you give me a discount little more?
100ドルだって?高すぎるよ!もう少し安くならないの?

レシートをもらっておくこと

口頭で実際の金額よりも多額を請求してくる人もいます。また、自分自身も口頭だと上手く聞き取れない場合もあるでしょう。請求金額は書面で確認すると良いです。レシートをもらうことで、支払いの問題を回避できる場合もあります。

May I have a receipt, please?
レシート(請求書)もらえますか?
記事内容に一部適切でない記述があり、ご指摘を受けて修正しました。お詫び申し上げます(2016年9月8日)



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