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「怪しい」は英語で何と言えばよい?
「怪しい」という言葉は、日本語では様々な文脈で使われますが、英語にはそのニュアンスを完全にカバーする単一の単語は存在しません。そのため、文脈に応じて異なる英語表現を選ぶ必要があります。この記事では、「怪しい」の英語訳とその使い分けを例文付きで詳しく解説していきます。
「怪しい」の英語訳①suspicious
「怪しい」の最も一般的な英語訳の一つが「suspicious」です。この単語は、何かが信じられない、または疑わしいときに使われます。特に、人の行動や何かの状況が信用できないと感じるときに用いられることが多いです。
「怪しい」の英語訳①suspicious
例文①:The man’s alibi seems suspicious.(その男のアリバイは怪しいと思われる。)
例文②:She gave me a suspicious look when I explained the situation.(状況を説明したとき、彼女は私に怪しい目を向けた。)
例文③:There are some suspicious activities reported in the neighborhood.(近所で怪しい活動が報告されている。)
「怪しい」の英語訳②dubious
「dubious」は、信頼性が低い、疑わしい、または怪しいという意味を持ちます。この単語は、主に情報や事実に対する疑念を表す際に使用されます。
「怪しい」の英語訳②dubious
例文①:The project’s success is dubious at best.(そのプロジェクトの成功は、せいぜい怪しいものだ。)
例文②:He made some dubious claims during the debate.(彼は討論中にいくつか怪しい主張をした。)
例文③:Her intentions for joining the team are dubious.(彼女がチームに加わる意図は怪しい。)
「怪しい」の英語訳③fishy
「fishy」という表現は、何かが怪しい、おかしい、または不審なときに使われる俗語的な表現です。この単語は、特に非公式な会話や軽い文脈で用いられることが多いです。
「怪しい」の英語訳③fishy
例文①:The deal sounds fishy to me.(その取引は私には怪しいと感じる。)
例文②:There’s something fishy about his story.(彼の話には何か怪しい点がある。)
例文③:I don’t trust him; he seems fishy.(彼を信用していない。何か怪しい。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した「怪しい」の英語訳とそのニュアンスや文脈の違いについてまとめます。これにより、どの表現をどの状況で使うべきかが明確になります。
suspicious:人の行動や状況に対する疑念を表す際に使われる。
dubious:情報や事実に対する疑念を表す。
fishy:非公式な会話で、何かがおかしいと感じるときに使われる。
「怪しい」を使う際によく用いられる表現
表現① raise suspicion
raise suspicionは「疑念を抱かせる」という意味の表現です。例文:His behavior raised suspicion among the staff.(彼の行動はスタッフの間で疑念を抱かせた。)
表現② seem off
seem offは「何かがおかしい、正常でない」という意味の表現です。例文:The numbers in the report seem off.(報告書の数字が何かおかしい。)
まとめ
この記事では、「怪しい」という日本語を英語でどのように表現するか、そのニュアンスや文脈に応じた使い分けを例文を交えて解説しました。英語には「怪しい」の直訳に当たる単一の単語はなく、状況に応じて「suspicious」、「dubious」、「fishy」といった異なる表現を選ぶ必要があります。これらの違いを理解し、適切な単語を使い分けることで、より正確に意図を伝えることができるでしょう。