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福利厚生は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

福利厚生は英語で何と言えばよい?

「福利厚生」という言葉は、従業員に対する会社のさまざまなサポートやサービスを指します。英語では、この概念を表すためにいくつかの表現があります。ここでは、それぞれの英語表現が持つニュアンスや、どのような文脈で使われるかを例文を交えて詳しく解説していきます。

福利厚生の英語訳① benefits

「福利厚生」の最も一般的な英語訳は「benefits」です。この言葉は、健康保険、退職金、有給休暇など、従業員が受けることができる様々な利点を総称しています。企業が提供するこれらのメリットは、従業員の生活の質を向上させ、職場の満足度を高めるために重要な役割を果たします。

例文①

The company offers a wide range of employee benefits including health insurance and paid vacations.(その会社は健康保険や有給休暇を含む幅広い従業員向け福利厚生を提供しています。)

例文②

One of the reasons I chose this job is because of the excellent benefits package.(この仕事を選んだ理由の一つは、優れた福利厚生パッケージがあったからです。)

例文③

During the interview, the HR manager outlined the various benefits available to employees.(面接中、人事マネージャーは従業員に利用可能な様々な福利厚生を説明しました。)

福利厚生の英語訳② perks

もう一つの「福利厚生」に相当する英語表現は「perks」です。この単語は、特に非金銭的な利点や特典を指すことが多く、例えばオフィス内の無料のスナックやドリンク、ジムの会員権、社員割引などが含まれます。これらは従業員のモチベーションを高め、職場の雰囲気を良くするために提供されることが一般的です。

例文①

Our office has some great perks, like a free gym and weekly team lunches.(私たちのオフィスには、無料のジムや週に一度のチームランチなど、素晴らしい特典があります。)

例文②

Employees enjoy a number of perks, such as flexible working hours and casual dress code.(従業員は、柔軟な勤務時間やカジュアルな服装規定など、多くの特典を享受しています。)

例文③

The company provides several unique perks, including a day off on your birthday.(その会社は、誕生日に休日を取れるなど、いくつかのユニークな特典を提供しています。)

福利厚生の英語訳③ compensation package

「福利厚生」を包括的に表す別の表現として「compensation package」があります。これは、給与だけでなく、ボーナス、株式オプション、福利厚生など、従業員が受け取る全ての報酬を指します。このパッケージは、従業員が提供する価値に対する企業の評価を反映しています。

例文①

The compensation package includes a competitive salary, annual bonuses, and comprehensive benefits.(報酬パッケージには、競争力のある給与、年間ボーナス、充実した福利厚生が含まれています。)

例文②

During salary negotiations, make sure to discuss the full compensation package, not just the base pay.(給与交渉の際には、基本給だけでなく、全体の報酬パッケージについても話し合うようにしてください。)

例文③

The company’s compensation package is designed to attract and retain top talent.(その会社の報酬パッケージは、トップタレントの獲得と維持を目的として設計されています。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

これまでに挙げた英語表現は、いずれも「福利厚生」を意味しますが、そのニュアンスや使われる文脈には差異があります。以下にそれぞれの表現の違いを簡潔にまとめます。

benefits:従業員に提供される健康保険や有給休暇などの一般的な福利厚生を指す。

perks:主に非金銭的な特典や利点を指し、職場の雰囲気を良くするために提供される。

compensation package:給与に加えて、ボーナスや福利厚生を含む従業員の総報酬を表す。


「福利厚生」を使う際によく用いられる表現

表現① offer benefits

「offer benefits」という表現は、企業が従業員に福利厚生を提供することを意味します。この表現は、求人広告や企業のウェブサイトなどでよく見かけます。

例文

The company prides itself on offering generous benefits to all employees.(その会社は、全従業員に対して寛大な福利厚生を提供することを誇りに思っています。)

表現② enhance employee welfare

「enhance employee welfare」というフレーズは、従業員の福祉を向上させるための努力を表します。これは、福利厚生プログラムを改善することによって、従業員の満足度を高める企業の姿勢を示す際に使用されます。

例文

We are committed to enhancing employee welfare through continuous improvement of our benefits program.(私たちは、福利厚生プログラムを継続的に改善することで、従業員の福祉を向上させることに取り組んでいます。)

表現③ attract and retain employees

「attract and retain employees」という表現は、優秀な従業員を引きつけ、長期間にわたって雇用することを目的としています。福利厚生は、特に競争の激しい業界において、人材を確保するための重要な要素となります。

例文

Our comprehensive benefits are designed to attract and retain the best employees in the industry.(私たちの充実した福利厚生は、業界で最高の従業員を引きつけ、維持するために設計されています。)

まとめ

この記事では、「福利厚生」という概念を英語でどのように表現するか、その際の適切な言い回しや文脈について解説しました。企業が提供する「benefits」、「perks」、「compensation package」といった表現は、従業員にとって魅力的な職場環境を作り出すための重要な要素です。適切な福利厚生の提供は、従業員のモチベーションを高め、企業の競争力を強化するために不可欠であると言えるでしょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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