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覆水盆に返らずは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「覆水盆に返らず」は英語で何と言えばよい?

「覆水盆に返らず」という日本のことわざを英語に訳すとき、どのような表現が適切なのでしょうか?この記事では、その英訳と使い方について詳しく解説します。このことわざは、一度起こったことは元に戻せないという意味を持っています。それでは、英語での表現を見ていきましょう。

「覆水盆に返らず」の英語訳① It’s no use crying over spilt milk

「覆水盆に返らず」の最も一般的な英語訳は”It’s no use crying over spilt milk”です。この表現は、起こってしまったことを嘆いても無駄だという意味を含んでいます。主に日常会話や教訓的な文脈で使われます。

例文①:It’s no use crying over spilt milk; we just have to move on.(覆水盆に返らず、私たちは前に進むしかない。)

例文②:He realized that it was no use crying over spilt milk and decided to look for a new job.(彼は覆水盆に返らずと悟り、新しい仕事を探すことに決めた。)

例文③:After the argument, she told herself it was no use crying over spilt milk and tried to make amends.(口論の後、彼女は覆水盆に返らずと自分に言い聞かせ、仲直りを試みた。)

「覆水盆に返らず」の英語訳② What’s done is done

別の表現として”What’s done is done”があります。これは、既に起こったことは変えられないという意味を持ち、諦めや受け入れのニュアンスを含んでいます。ドラマや映画のセリフでよく耳にするフレーズです。

例文①:What’s done is done, and now we need to think about the future.(覆水盆に返らず、今は未来のことを考えるべきだ。)

例文②:She sighed and said, “What’s done is done,” trying to accept the situation.(彼女はため息をつき、「覆水盆に返らず」と言って、状況を受け入れようとした。)

例文③:After the failure, he reminded himself that what’s done is done and focused on his next project.(失敗の後、彼は覆水盆に返らずと自分に言い聞かせ、次のプロジェクトに集中した。)

「覆水盆に返らず」の英語訳③ There’s no turning back

「There’s no turning back」というフレーズも、「覆水盆に返らず」と同じような状況で使われます。これは、一度決めたことや進んだ道を後悔しても、元に戻ることはできないという意味です。特に、重要な決断や選択をした後に使われることが多いです。

例文①:Once we start this project, there’s no turning back.(このプロジェクトを始めたら、覆水盆に返らずだ。)

例文②:He knew that there was no turning back after he made that promise.(その約束をした後、覆水盆に返らずだと彼は知っていた。)

例文③:With the contract signed, there’s no turning back now.(契約書にサインをしたので、今は覆水盆に返らずだ。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した各英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。短時間で違いを把握したい方は、このセクションを参考にしてください。

It’s no use crying over spilt milk:日常生活での失敗や小さな後悔に対して使われることが多い。

What’s done is done:過去の行動を受け入れ、諦める際に用いられる。

There’s no turning back:決定的な選択や決断をした後の、戻ることのできない状況を表す。


「覆水盆に返らず」を使う際によく用いられる表現

表現① Let bygones be bygones

「Let bygones be bygones」という表現は、「過去のことは過去のこととして忘れよう」という意味で、「覆水盆に返らず」と似た文脈で使われます。過去の出来事を水に流すというニュアンスを持っています。

例文:Let’s let bygones be bygones and start fresh.(覆水盆に返らず、新たに始めましょう。)

表現② You can’t unring a bell

「You can’t unring a bell」という表現も、「一度鳴らした鐘は取り消せない」という意味で、「覆水盆に返らず」と同じく、一度起こったことは変えられないという状況を示します。

例文:Once you’ve said something, you can’t unring a bell.(一度言ってしまったことは、覆水盆に返らずだ。)

まとめ

この記事では、「覆水盆に返らず」という日本のことわざを英語でどのように表現するか、その使い分けや例文を通じて解説しました。これらの表現を覚えておけば、過去の出来事に対する態度や感情を英語で表現する際に役立つでしょう。何かを後悔したときや、過去を振り返っても仕方がない状況を説明する際に、これらのフレーズを使ってみてください。


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