2024-02-01-163633.jpg

委任状は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「委任状」は英語で何と言えばよい?

「委任状」という言葉は、特定の人に特定の権限や任務を委ねるための公式な文書を指します。英語での表現はいくつかありますが、その文脈やニュアンスによって使い分ける必要があります。この記事では、「委任状」の英語訳とその使い方について、具体的な例文を交えて詳しく解説します。

「委任状」の英語訳① Power of Attorney

「委任状」の最も一般的な英語訳は「Power of Attorney」です。これは、法的な文書であり、一方の当事者がもう一方の当事者に自分の代わりに法的な行動をとる権限を与えることを意味します。主に法律関連の文脈で使用されます。

例文①:I granted my lawyer a Power of Attorney to handle my assets.(私は弁護士に資産の管理を委任する委任状を与えました。)

例文②:She signed a Power of Attorney over to her son while she was abroad.(彼女は海外にいる間、息子に委任状を署名しました。)

例文③:Without a Power of Attorney, he could not make decisions on her behalf.(委任状がなければ、彼は彼女に代わって決定を下すことができませんでした。)

「委任状」の英語訳② Letter of Authorization

別の英語訳として「Letter of Authorization」があります。これは「Power of Attorney」よりもやや一般的な用途に使われ、特定の行為や取引に対する権限を委任する際に用いられます。ビジネスシーンでの使用が多いです。

例文①:Our company requires a Letter of Authorization to proceed with the transaction.(当社は取引を進めるために委任状が必要です。)

例文②:He provided a Letter of Authorization for his agent to receive the package.(彼は代理人が荷物を受け取るための委任状を提供しました。)

例文③:The Letter of Authorization must be signed by the account holder.(委任状は口座保有者が署名しなければなりません。)

「委任状」の英語訳③ Proxy

「Proxy」という単語も「委任状」の訳として使用されることがありますが、これは特に株主が自分の投票権を他人に委ねる場合に使われることが多いです。株主総会などでよく見られる用語です。

例文①:He voted by proxy at the shareholders’ meeting.(彼は株主総会で委任状を使って投票しました。)

例文②:Proxy forms must be submitted before the deadline.(委任状は締め切り前に提出されなければなりません。)

例文③:She appointed a proxy to represent her interests.(彼女は自分の利益を代表するために代理人を指名しました。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここでは、「委任状」の英語訳として挙げた各単語のニュアンスや使用される文脈の違いをまとめます。これにより、適切な場面で正確な表現を選ぶことができるでしょう。

Power of Attorney:法的な代理権を与える公式な文書。

Letter of Authorization:特定の行為に対する権限を委任する文書、ビジネスでよく使用。

Proxy:株主が投票権を他人に委ねる際に用いる、株主総会などで使用。


「委任状」を使う際によく用いられる表現

表現① Grant authority

「Grant authority」は、権限を与えるという意味の表現です。「委任状」を使って、ある人が他の人に特定の権限を与える際に使われます。

例文:The director granted authority to her assistant to sign the contract.(取締役は契約に署名する権限を彼女のアシスタントに与えました。)

表現② Act on behalf

「Act on behalf」は、代わりに行動するという意味の表現です。委任状を通じて、他人が本人に代わって行動する権限を持つことを示します。

例文:He was authorized to act on behalf of the company in all matters.(彼は全ての事項において会社を代表して行動する権限を与えられました。)

まとめ

この記事では、「委任状」の英語訳として「Power of Attorney」、「Letter of Authorization」、「Proxy」という三つの表現を紹介しました。それぞれの表現が持つニュアンスや使用される文脈の違いを理解することで、適切な状況で正確な英語を使うことができます。また、「Grant authority」や「Act on behalf」といった関連表現も合わせて覚えておくと、より自然な英語表現が可能になるでしょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



englishcompany



WebRTCで無料英会話