共有するは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「共有する」は英語で何と言えばよい?

「共有する」という行為は、情報やリソースを他者と共に使うことを意味します。英語ではこの概念を表現するためにいくつかの表現がありますが、文脈やニュアンスによって使い分ける必要があります。この記事では、「共有する」という日本語を英語に訳す際の選択肢をいくつか紹介し、それぞれの使い方を例文を交えて解説します。

「共有する」の英語訳①share

最も一般的な「共有する」の英語訳は「share」です。この単語は、情報、感情、物質的なものなど、幅広いものを他人と共に使う際に用いられます。特にソーシャルメディアの文脈でよく使われる言葉です。

例文①:Please share your thoughts on this topic.(この話題についてあなたの考えを共有してください。)

例文②:We shared a pizza among four of us.(私たちは4人でピザを共有しました。)

例文③:He shared the link to the document with his team.(彼はそのドキュメントのリンクをチームと共有しました。)

「共有する」の英語訳②distribute

「distribute」は、特にリソースや物品を人々の間で分配するというニュアンスで「共有する」と訳されることがあります。この単語は、公平に分けるという意味合いが強いです。

例文①:The teacher distributed the textbooks to the students.(教師は生徒たちに教科書を分配しました。)

例文②:The relief goods were distributed among the affected residents.(救援物資は被災者の間で分配されました。)

例文③:The company distributes its profits to the shareholders.(その会社は利益を株主に分配します。)

「共有する」の英語訳③circulate

「circulate」は、情報や文書などが人々の間で広がることを指す際に「共有する」と訳されます。この単語は、あるグループ内で広範に行き渡らせるという意味があります。

例文①:Please circulate this memo to all department heads.(このメモを全ての部門長に回覧してください。)

例文②:Rumors about the merger are circulating in the industry.(合併に関する噂が業界内で広まっています。)

例文③:The newsletter is circulated to all members every month.(ニュースレターは毎月全メンバーに配布されます。)

「共有する」の英語訳④exchange

「exchange」は、情報や意見などが互いに行き来する際に使われることがあり、「共有する」という意味でも用いられます。この単語は、双方向のやり取りがある場合に適しています。

例文①:We exchanged emails to coordinate the event.(イベントの調整のためにメールを交換しました。)

例文②:The diplomats exchanged views on the issue.(外交官たちはその問題について意見を交換しました。)

例文③:They exchanged recipes at the cooking class.(彼らは料理教室でレシピを交換しました。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した各英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いをまとめます。以下の点に注意して、適切な表現を選びましょう。

share:情報、感情、物質的なものを他人と共有する際に一般的に使われます。

distribute:リソースや物品を公平に人々の間で分配する際に使われます。

circulate:情報や文書がグループ内で広範に行き渡ることを指す際に使われます。

exchange:情報や意見が双方向に行き来する際に使われます。


「共有する」を使う際によく用いられる表現

表現① make something available

「make something available」は、何かを他人が利用できるようにする、つまり「共有する」という意味で使われる表現です。

例文:The company makes its research available to the public.(その会社は研究成果を一般に公開しています。)

表現② provide access to

「provide access to」は、アクセス権を提供するという意味で、「共有する」というニュアンスで使われることがあります。

例文:The library provides access to a wide range of digital resources.(図書館は多岐にわたるデジタルリソースへのアクセスを提供しています。)

表現③ give someone the opportunity to

「give someone the opportunity to」は、誰かに何かを体験する機会を与える、すなわち「共有する」という意味で用いられることがあります。

例文:The workshop gives young artists the opportunity to showcase their work.(そのワークショップは若いアーティストに作品を展示する機会を与えています。)

まとめ

この記事では、「共有する」という日本語を英語に訳す際の様々な表現とその使い分けについて解説しました。適切な英語訳を選ぶことで、より正確に意図を伝えることができます。文脈に応じて「share」、「distribute」、「circulate」、「exchange」といった単語を使い分け、さらに「make something available」、「provide access to」、「give someone the opportunity to」といった表現も活用してみてください。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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