「までは」の英語表現とその使い分け
日本語の「までは」は、ある範囲や期間の終点を示す表現です。英語には「までは」に相当する様々な表現があり、文脈やニュアンスによって使い分けられます。この記事では、「までは」の英語での表現方法と、それぞれの使い方を例文を交えて解説します。
「までは」の英語訳①until
「までは」を英語で表す際によく使われるのが「until」です。これは、ある時点までの期間を指し示す時に用いられます。例えば、あるイベントが終了するまでの時間を表す場合などに使われます。
例文①:We will be open until 9 PM.(私たちは午後9時まで開いています。)
例文②:I can’t wait until the weekend.(週末まで待てない。)
例文③:Keep trying until you succeed.(成功するまで試し続けなさい。)
「までは」の英語訳②by
「by」は、ある期限や時点までに何かを完了させる必要がある場合に使用されます。「by」は、その時点を過ぎると何かが変わる、または何かが期待されるような状況でよく使われます。
例文①:I need to finish this report by Monday.(このレポートを月曜日までに仕上げる必要があります。)
例文②:By the time you arrive, we will have already started.(あなたが到着するまでに、私たちはすでに始めているでしょう。)
例文③:The project must be completed by the end of the year.(そのプロジェクトは年末までに完成させなければなりません。)
「までは」の英語訳③up to
「up to」は、ある限界や範囲の終わりを示す際に適しています。特に数量や程度を表す場合に用いられることが多いです。
例文①:You can eat up to three cookies.(あなたはクッキーを3枚まで食べられます。)
例文②:The pool is open from 6 AM up to 10 PM.(プールは午前6時から午後10時まで開いています。)
例文③:I will be in the office up to 5 PM today.(今日は午後5時までオフィスにいます。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここでは、「までは」という表現を英語でどのように使い分けるかの違いをまとめます。状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。
until:期間を表す際に使用し、その時点まで継続することを示します。
by:期限を表す際に使用し、その時点までに何かを完了させる必要があることを示します。
up to:範囲や限界を表す際に使用し、その範囲の終わりを示します。
「までは」を使う際によく用いられる表現
表現① not … until
「not … until」は、「〜までは…しない」という意味の表現です。何かが起こるまで待つ必要がある状況を表す時に使われます。
例文:I will not leave until you come back.(あなたが戻るまでは出発しません。)
表現② by the time
「by the time」は、「〜する時までには」という意味で、ある出来事が起こる予定の時点を指し示す際に使用されます。
例文:By the time we get there, the store might be closed.(私たちがそこに着くまでには、店は閉まっているかもしれません。)
まとめ
英語で「までは」という表現を使う際には、「until」、「by」、「up to」といった異なる表現があります。それぞれの文脈やニュアンスを理解し、適切な表現を選ぶことが大切です。この記事が、英語での「までは」の使い方を理解する一助となれば幸いです。