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思い出は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「思い出」は英語で何と言えばよい?

「思い出」という言葉を英語に訳すとき、いくつかの表現が考えられます。それぞれの言葉には独自のニュアンスがあり、使用する文脈によって適切な訳語が異なります。この記事では、「思い出」に相当する英語表現をいくつか紹介し、それぞれの使い分けについて例文を交えながら解説します。

「思い出」の英語訳① memory

「思い出」の一般的な英語訳としてよく用いられるのが「memory」です。この単語は、過去の経験や出来事を心に留めておくことを意味します。個人的な経験や共有された瞬間など、幅広いシーンで使用されます。
例文①:I have fond memories of our summer vacation.(私たちの夏休みの楽しい思い出がある。)
例文②:His memory of the event is quite vivid.(彼のその出来事の思い出は非常に鮮明だ。)
例文③:We created wonderful memories together.(私たちは素晴らしい思い出を一緒に作った。)

「思い出」の英語訳② remembrance

「remembrance」は、故人や過去の出来事を記憶し、尊重する意味合いを持つ単語です。特に、亡くなった人を追悼する文脈や、歴史的な出来事を振り返る際に用いられます。
例文①:We held a moment of remembrance for the victims.(犠牲者を追悼するために黙祷を捧げた。)
例文②:The monument stands as a remembrance of the war.(その記念碑は戦争の記憶として建てられている。)
例文③:He wore a poppy in remembrance of those who had fallen.(彼は亡くなった人々を追悼してポピーを身につけた。)

「思い出」の英語訳③ recollection

「recollection」は、記憶を呼び戻すという意味を持ち、特に遠い過去の出来事や細部まで詳細に思い出す際に使用されます。しばしば個人の内面的な反省や物語性のある文脈で見られる表現です。
例文①:His recollections of childhood were bittersweet.(彼の子供時代の回想は甘苦しいものだった。)
例文②:She shared her recollections of the journey with us.(彼女は旅の回想を私たちと共有した。)
例文③:The book is based on the author’s personal recollections.(その本は著者の個人的な回想に基づいている。)

「思い出」の英語訳④ nostalgia

「nostalgia」という単語は、過去の良い時代や幸せだった瞬間への郷愁や懐かしさを表します。特に、過ぎ去った時代や若かった頃を懐かしむ際に使われる感情的な色彩の強い言葉です。
例文①:Listening to those old songs fills me with nostalgia.(あの古い歌を聴くと、懐かしさでいっぱいになる。)
例文②:There’s a certain nostalgia about the old photographs.(その古い写真にはある種の郷愁がある。)
例文③:The movie evoked a strong sense of nostalgia in me.(その映画は私に強い郷愁を呼び起こした。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「思い出」の英語訳とそれぞれのニュアンスや文脈の違いをまとめます。これらの違いを理解することで、より適切な英語表現を選ぶことができます。
memory:個人的な経験や出来事を広く指す。
remembrance:故人や歴史的な出来事を尊重し、追悼する際に使う。
recollection:詳細な記憶を呼び戻す、物語性のある文脈で使用。
nostalgia:過去の良い時代や幸せだった瞬間への懐かしさを表す。


「思い出」を使う際によく用いられる表現

表現① cherish memories

「cherish memories」は「思い出を大切にする」という意味の表現です。大切な人との時間や特別な出来事を心に刻む際に使われます。
例文:We will always cherish the memories we made together.(私たちは一緒に作った思い出をいつも大切にするだろう。)

表現② walk down memory lane

「walk down memory lane」というフレーズは、過去の思い出に浸ることを表します。特に、懐かしい話題や昔の写真などを見て、過去を振り返る際に用いられます。
例文:Let’s walk down memory lane and look at our old yearbook photos.(昔を振り返って、私たちの古い卒業アルバムの写真を見てみよう。)

まとめ

この記事では、「思い出」を英語でどのように表現するか、そのニュアンスや文脈に応じた使い分けを解説しました。memory, remembrance, recollection, nostalgiaという単語はそれぞれ異なるシチュエーションで使用され、表現の豊かさを示しています。また、「cherish memories」や「walk down memory lane」といった表現も、「思い出」に関連する英語フレーズとして覚えておくと良いでしょう。これらの知識を活用して、英語でのコミュニケーションをより豊かにすることができます。


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