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周知するは英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「周知する」は英語で何と言えばよい?

「周知する」という日本語のフレーズは、情報を広く人々に知らせるという意味を持っています。この表現を英語に訳す際には、文脈やニュアンスに応じて様々な表現が考えられます。ここでは、その英訳とその使い分けについて、わかりやすい例文と共にご紹介します。

「周知する」の英語訳① inform

「周知する」の最も一般的な英語訳は「inform」です。これは、特定の情報を人に知らせるという意味で広く使われています。ビジネスシーンや公式なアナウンスメントで頻繁に使用される表現です。

例文①:Please inform all employees about the new policy.(新しい方針を全従業員に周知してください。)
例文②:We need to inform the public about the changes in the law.(法改正を一般の人々に周知する必要があります。)
例文③:I was informed about the meeting’s cancellation.(会議の中止を周知されました。)

「周知する」の英語訳② announce

「announce」は、公式に何かを宣言する際に用いられる表現で、「周知する」という意味合いでも使われます。特に、新しいイベントやプロジェクトの開始、あるいは重要なニュースを公にする際に適しています。

例文①:The company announced the launch of a new product.(会社は新製品の発売を周知しました。)
例文②:The government announced the new environmental regulations.(政府は新しい環境規制を周知しました。)
例文③:The wedding date was finally announced.(結婚式の日程がついに周知されました。)

「周知する」の英語訳③ notify

「notify」は、公式または法的な情報を伝える際に使用されることが多い表現です。通知する、知らせるという意味で、「周知する」と同義ですが、よりフォーマルな印象を与えます。

例文①:You will be notified of any updates to the schedule.(スケジュールの更新があれば周知されます。)
例文②:Tenants were notified about the maintenance work.(入居者にはメンテナンス作業を周知しました。)
例文③:Please notify the team about the deadline.(締め切りをチームに周知してください。)

「周知する」の英語訳④ circulate

「circulate」という単語は、情報や文書が広範囲にわたって流通することを意味します。特に、メールやメモなどの文書を多くの人に配布する際に使われることがあります。

例文①:Please circulate the minutes of the meeting to all members.(会議の議事録を全メンバーに周知してください。)
例文②:The rumor circulated quickly through the office.(噂はオフィス内で迅速に周知されました。)
例文③:The guidelines were circulated to the staff.(ガイドラインがスタッフに周知されました。)

「周知する」の英語訳⑤ broadcast

「broadcast」は、テレビやラジオ、インターネットなどを通じて情報を広く一般に伝える際に用いられます。大衆に向けた情報の周知に最適な表現です。

例文①:The news was broadcasted live on television.(ニュースはテレビで生放送され、周知されました。)
例文②:The event will be broadcast on various social media platforms.(イベントは様々なソーシャルメディアプラットフォームで放送され、周知されます。)
例文③:The emergency alert was broadcasted across the city.(緊急警報が市全体に放送され、周知されました。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した各英語訳のニュアンスや使用される文脈の違いについてまとめます。これを参考にして、適切な表現を選択してください。

inform:一般的な情報伝達に使用され、ビジネスや公式なコミュニケーションでよく見られます。
announce:公式な発表や宣言に使われ、新しい情報やイベントの開始を伝える際に適しています。
notify:法的または公式な通知に使われ、フォーマルな印象を与える表現です。
circulate:文書や情報が広範囲にわたって配布される際に使用されます。
broadcast:テレビ、ラジオ、インターネットなどを通じて大衆に情報を伝える際に適しています。


「周知する」を使う際によく用いられる表現

表現① make known

「make known」は、「周知する」という意味の表現で、ある情報や事実を人々に知ってもらうことを意味します。この表現は、特に公式な文脈や文書で用いられることがあります。

例文:The findings of the research were made known to the scientific community.(研究の結果は科学界に周知されました。)

表現② spread the word

「spread the word」は、口コミやソーシャルメディアを通じて情報を広める際に使われる表現です。このフレーズは、非公式なコミュニケーションや個人間の情報共有に適しています。

例文:Please spread the word about the charity event.(チャリティイベントについて周知をお願いします。)

まとめ

「周知する」という行為は、情報を広めるという点では共通していますが、その方法や文脈によって使い分ける英語表現が異なります。今回ご紹介した各表現を適切な場面で使い分けることで、より効果果的に情報を伝えることができるでしょう。ビジネスシーンでは「inform」や「notify」が好まれる一方で、より広い範囲に情報を発信したい場合は「broadcast」や「circulate」が適しています。また、日常的なコミュニケーションには「spread the word」などのカジュアルな表現が役立ちます。このように、伝えたい内容や相手に合わせて最も適した表現を選ぶことが重要です。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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