「やはり」は英語で何と言えばよい?
日本語の「やはり」は英語でさまざまな表現に変換することができます。「やはり」には、予想通り、やはり、それにしてもなどの意味が含まれており、文脈に応じて英語の表現が変わります。この記事では、「やはり」の英語訳とその使い分けについて、具体的な例文を交えながら解説していきます。さあ、一緒に学んでいきましょう。
「やはり」の英語訳① as expected
「やはり」を「as expected」と訳す場合、何かが予想通りに起こったときに使います。この表現は、事前の予測や想定が正しかったことを示す際に用いられます。
例文①:As expected, the movie was a huge success.(やはり、その映画は大成功だった。)
例文②:He won the game, as expected.(彼は試合に勝った、やはりね。)
例文③:The test results came out as expected.(テストの結果は予想通りだった。)
「やはり」の英語訳② indeed
「やはり」を「indeed」と訳す場合、何かを強調したり、確認したりする際に使用します。この単語は、相手の言ったことを強く肯定する時や、自分の意見に自信を持っている時に適しています。
例文①:Indeed, that was the best performance of the night.(やはり、それがその夜の最高のパフォーマンスだった。)
例文②:You are indeed a true friend.(君はやはり真の友だ。)
例文③:Indeed, the evidence supports your theory.(確かに、その証拠はあなたの理論を支持している。)
「やはり」の英語訳③ still
「やはり」を「still」と訳す場合は、変わらぬ状態や意見を示す時に用います。何かが変わることが期待されたり、予想されたりしても、結局は元の状態を保っていることを表すのに適しています。
例文①:She is still the best player on the team.(彼女はやはりチームで最も優れた選手だ。)
例文②:Despite the changes, he is still my favorite author.(変化があったにも関わらず、彼はやはり私のお気に入りの作家だ。)
例文③:Even after all these years, the song is still popular.(これだけ年月が経っても、その曲はやはり人気がある。)
「やはり」の英語訳④ after all
「やはり」を「after all」と訳す場合は、何かが終わった後に、当初の考えや意見が正しかったことを示す時に使います。この表現は、結果が出た後に、初めの予想や予測が確かだったことを強調する際に役立ちます。
例文①:He managed to finish the project on time, after all.(彼は結局、期限内にプロジェクトを完成させた。)
例文②:After all, it was a good decision to invest in that company.(結局のところ、その会社に投資するのは良い決断だった。)
例文③:I knew it would rain, after all.(やはり雨が降ると思っていた。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここでは、上記で解説した「やはり」の英語訳とその使い分けについて簡潔にまとめます。これを読めば、「やはり」をどのような状況で使うべきかが一目でわかります。
as expected:事前の予測や想定が正しかったことを示す。
indeed:何かを強調するか、確認する際に使用。
still:変わらぬ状態や意見を示す。
after all:何かが終わった後に、当初の考えや意見が正しかったことを示す。
「やはり」を使う際によく用いられる表現
表現① I thought so
I thought soは「やはりそう思った」という意味の表現です。何かが起こった後に、自分の予想や感覚が正しかったことを示す際に使います。
例文:I thought so! The test was really difficult.(やはりそう思った!そのテストは本当に難しかった。)
表現② It turns out that…
It turns out that…は「結局のところ…だった」という意味の表現です。予想や推測が後になって事実として明らかになった時に用いられます。
例文:It turns out that he was the winner of the competition.(結局のところ、彼がコンペティションの勝者だった。)
表現③ No wonder
No wonderは「当然だ」「それもそのはずだ」という意味の表現です。何かが理解できたり、納得できたりした時に使われます。
例文:No wonder the phone is not working; it’s not charged.(電話が機能していないのも無理はない;充電されていないからだ。)
まとめ
この記事を通じて、「やはり」という日本語の表現を英語でどのように表現するか、そしてそれぞれのニュアンスや文脈の違いを理解していただけたことでしょう。英語には「やはり」という感覚を表すための多様な表現がありますので、状況に応じて適切なものを選ぶことが大切です。日常会話やビジネスシーンでのコミュニケーションに役立ててください。