今年は「annus mirabilis」な年にしよう。ってどういう意味?

一年の計は元旦にあり。年頭に「今年の抱負」を決めることは重要です。今年はどんな一年にしたいでしょうか、あるいは、何を実現しましょうか。

「一年」を形容する表現としてこの時期に注目されている言葉に「annus mirabilis」という言葉があります。

annus mirabilis はラテン語で「非凡な年」

annus mirabilis は、ラテン語がそのまま英語に導入された語です。annus が名詞で「年」、mirabilis が形容詞で「驚くべき」といった意味。普通の英語表現で置き換える(直訳する)と「year of wonders」のようになります。

anus ではありませんよ!

固有名として扱われる Annus Mirabilis は、英国における1666年を指します。この年はイギリス海軍がオランダを撃破して「第2次英蘭戦争」の勝利を収め、他方で歴史的「ロンドン大火」によって首都の大半が消失するなど、イギリスの国を揺るがす大事件がいくつも起きた年でした。

英国の詩人ジョン・ドライデン (John Dryden)が翌1666年に 「Annus Mirabilis」と題した壮大な叙事詩を発表、これによってジョン・ドライデン は当代随一の詩人として確固たる名声を得、「Annus Mirabilis」も後世に伝えられることとなりました。


変革の一年を annus mirabilis と銘打とう

annus mirabilis を「変革の年」や「激変の一年」といった意味合いで用いられる例も少なくありません。ラテン語由来の堅い言葉なので、人口に膾炙しているというわけではありませんが、新聞などではキーワードとして用いられる例を複数見いだすことが可能です。

2015年末から2016年初頭の数日間でも以下のような記事が見つかります。

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annus horribilis は「ひどい年」

annus mirabilis と対比される言葉に annus horribilis があります。

horribilis は英語の horrible に対応する語で、直訳すれば「恐ろしい年」、ニュアンス的には悲惨な・不幸な・さんざんなといった意味合いです。

一般的には、annus  horribilis は annus mirabilis をもじった言い回しと捉えられます。特に1992年にエリザベス2世が王室スキャンダルが続発した同年を annus  horribilis と述べたことで広く知られるようになりました。





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