日本語のいわゆる「運動会」「体育大会」は、英語では sports meeting あるいは athletics meeting のように表現できます。運動会の日という意味で sports day という言い方もあります。学校で催される運動会を指す場合、sports day がしっくり来ることが多いでしょう。
体育祭・体育の祭典という意味で athletic festival と表現する言い方もあります。
ブリストル大学は850人の子供のために運動会を開催した
― University of BRISTOL, March 27, 2017
運動会に該当するイベントは世界で大小さまざまな規模で行われています。日本では「体育の日」にちなむ秋口のイベントというイメージがありますが、昨今では運動会を春に実施する学校も増えています。
日本の国民の祝日である「体育の日」は、英語では Health and Sports Day と呼ばれます。
英語で「お休み」(休暇・休日・休憩・休息)を表現する場面別英語表現
英語でどう言う?「ゴールデンウィーク」「大型連休」
National Holidays (日本政府観光局)
運動会の主な種目の英語名
運動会で実施される種目は、場合によって異なります。国によっても、実施主体によっても違います。
オリンピック等の大規模な大会でも行われている種目で、実施しやすいものは、比較的多く行われていると言ってよいでしょう。たとえば短距離走など。
もちろんオリンピックで陸上競技種目になっていない種目もあります。
- 短距離走 ― sprint
- 長距離走 ― long-distance running
- リレー ― relay
- 綱引き ― tug-of-war
- ムカデ競争 ― big-foot race
- 二人三脚 ― three-legged race
- 障害物競走 ― obstacle race
騎馬戦
騎馬戦は、字面通りに英語にすると cavalry battle のような語になりがちです。cavalry battle は騎兵隊の戦闘ということで、騎馬戦の語そのものですが、妙にしっくり来ません。
海外では chicken war という運動会種目があります。これはプール等で2人1組になり、相方をおんぶして、相対するペアの体勢を崩せば勝利、という競技です。
騎馬戦の趣旨を伝えるなら Kibasen is like chicken war. (騎馬戦はチキンワーのようなものだよ)と言った方が、雰囲気やノリが伝わりそうです。
玉入れ・玉転がし
運動会競技として印象深い種目である「玉入れ」と「玉転がし」は、どちらも日本独特の種目です。
そのまま英語に訳して ball toss game や big ball roll game のように表現できないことはないでしょうが、それだけでは意味は伝わりません。競技の趣旨を簡単に補足してあげましょう。
玉入れはボールをネットに投げ入れて、多くのボールをネットに入れたチームが勝ちというゲームです。
大玉転がしは大きなボールをゴールラインに向かって転がして、先にゴールに着いたチームが勝ちというゲームです。