オンライン英会話は英語では online English lessons と表現できます。online English conversation lessons と表現すれば、特に英語の会話に重点を置いたレッスンであるという部分が示せます。
「オンライン英会話レッスン」という日本語表現をそのまま英語に置き換えれば、ちゃんと英語表現として成立する。これは割と珍しい事例です。ただし「マンツーマンレッスン」などは普通は man-to-man とは言わず、one-on-one といいます。やっぱり日本語の中の英語表現は英語としては使えないという認識が必要です。
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オンライン英会話は英語では online English lessons と表現できる
「オンライン英会話」は英語では、online English lesson(s) という言い方で端的に示せます。
オンラインというカタカナ表現と、online という英語の形容詞は、意味も用法も乖離しておらず、ほとんど同じ要領で扱える、ありがたい組み合わせです。online shop とか online shopping といった表現がそのまま英語で通じます。
なお online には副詞の用法もあり、shop online (オンラインで買い物する)というような表現にも用いられます。
「オンライン英会話」の「英会話」は、これは「英会話(のレッスン)」という意味合いを含んだ、一種の省略表現と解釈できます。「オンライン英会話レッスン」のつもりで(あるいは「オンライン英会話教室」の意味で)「オンライン英会話」と述べるなら、英語では English lessons と明示的に表現する必要があります。
online English とだけ述べた場合、まあ英語として意味は成立しますし、意味も近似的ではありますが、おおむね英語学習サイトか何かだと思われます。「英会話レッスン」という意味合いではスンナリとは伝わりません。まあ英語学習サイトと理解されても極端な誤解のもとにはならなさそうですが。
lesson と class の違い
「英会話の授業」と表現するだけなら、English class と表現する言い方も考えられますが、いわゆるオンライン英会話を指す文脈では class は適しにくい語です。
class は学校などで教室に複数名の生徒が連なって受講するような種類の「授業」を指す意味合いがあります。駅前にある英会話教室なんかを指すのであれば、English class はむしろ適切な表現といえますが、基本的にマンツーマンレッスン形式を取るオンライン英会話は class に該当しません。
lesson は受講形態のニュアンスを含まず「習う」「教わる」「レッスンを受ける」という意味合いだけを示すので、レッスンの形式の違いを意識せずに幅広く使えます。
表現は文脈に応じて臨機応変に選びましょう
英会話のあらゆる脈絡において online English lessons という表現が相手にスンナリ理解される、とは断言しがたい、という点にも留意しておきましょう。
いきなり英会話レッスンの話題を振ったら相手がいまいちピンと来てない、という場合はあり得ます。何といっても、英会話レッスン自体が英語圏のネイティブスピーカーには無縁のサービスですから。
英語を勉強中です、という話をしている中で「オンラインでレッスンが受けられるサービスを利用している」という趣旨を説明する、あるいは「語学の勉強」と言い換えたり、「英語のレッスン」と言い換えたり、という風に文脈に応じて表現を工夫しましょう。
English conversation lesson のような言い方も断然アリ
English lesson というと「英語の授業(レッスン)」を指すだけであり《会話》要素は特に含まれません。文法、英作文、その他もろもろの英語の授業が該当することになります。
英語の《会話》に特化したレッスンであるという点をちゃんと伝達するなら English conversation lesson のような表現を用いるとよいでしょう。これなら読み書きや翻訳技術なんかの座学ではなくて対人会話を中心とした授業である旨がしっかり表現できます。
ちょっとした補足に使える英語表現
via Skype(「スカイプを使う授業」)
オンライン英会話の多くはビデオチャットの代表的サービスである「Skype」(スカイプ)が利用されています。Skype の技術があるおかげで、安価に手軽に(国境を越えて)互いの顔を見ながらの会話が実現されています。
「スカイプを利用したレッスンである」旨を明示する場合には a lesson via Skype のような言い方が使えます。via は「~を通して」「~経由で」という意味で用いられる前置詞です。
via の代りに through や on 、over 、あるいは with といった前置詞を用いても、適切な英語表現として通じます。
「マンツーマンで」は one-on-one または private
オンライン英会話レッスンは「マンツーマンレッスン」が大きな売りといえますが、この「マンツーマン」という表現は、ちょっと厄介な部分です。
英語では、日本語でいうマンツーマンの意味合い(=1対1で対面する形)は man でなく one で表現されます。アメリカ英語では one-on-one、イギリス英語では one-to-one といいます。
one-on-one は、人が1対1で対峙するという状況であれば、球技の守備であれ面接の形式であれ幅広く使える表現です。ハイフンを使った連結表記は、これ全体で1語として扱えることを意味します。つまり one-on-one lesson という風に名詞を直接修飾できます。
man-to-man という表現は英語にも あるのですが、これは「面と向かって腹を割って話す」という言い方で用いられる表現です。
【通じない英語】マンツーマン(man-to-man)は意味が違う要注意英語表現
one-on-one のような言い方の他に private lesson (個人レッスン)といった表現も使えます。個人で(1名で)受けるレッスン、ということで、実質的に同じ趣旨が表現できます。