英語で「手抜き」「手を抜く」と表現する言い方

仕事をいいかげんに済ますことを「手抜き」と言います。日本語の「手抜き」のニュアンスに近い英語表現は cut corners でしょう。もちろん他にも色々な言い方ができます。

日本語で「手抜き」というとネガティブなニュアンスしかありませんが、コストをかけなくてよい部分に固執しない、無駄な労力を割かない、といった観点から「手を抜く」ことを捉え直す姿勢も大切です。いくつかの英語表現がそのことを教えてくれます。

ネガティブな「手抜き」を表す英語表現

自分が楽をするためにイイ加減に済ませること、という意味合いの手抜きは、「惜しむ」という意味の動詞や、「無精な」という意味の形容詞などでも表現できます。

不適切な手抜きは事故や失敗につながりやすいものです。手抜きに走ろうとしている人を見つけたら咎める姿勢も重要でしょう。

cut corners は「節約のためいい加減に済ます」

cut corners は、手間を惜しんで物事を不完全に(いい加減)に行う、という意味で用いられる慣用表現です。動詞として用いられます。

名詞として扱う場合は corner-cutting と表現できます。

cut corners は基本的にネガティブな意味で用いられますが、「はしょる」程度のややポジティブなニュアンスで用いられることもあります。

They tried to cut corners to save costs.
彼らは費用を抑えるために手抜きしようと試みた

shoddy は「質が低くいい加減に」

shoddy は形容詞で、低品質・いい加減・見かけ倒しのさまを指す語です。いわゆる手抜き工事や粗悪品について「手抜きの」と形容できます。

There are so many shoddy construction works.
おびただしい数の手抜き工事の建物がある

skimp は「必要な量を費やさない」

skimp は、時間やお金、材料について、本来必要とされている分量を費やさないことを表します。いわゆる「ケチる」に近いニュアンスで手抜きを表現する言い方です。

Don’t skimp the materials when you really want to make the good thing.
本当に良いものを作りたいのなら材料をケチってはいけない

lazy は「怠けていい加減にする」

lazy は「怠ける」、「努力をしない」という意味の形容詞です。get lazy about で「~をなおざりにする」「~の手を抜く」さまを表現できます。

You should not get lazy about your beauty routine.
美容は日々のお手入れを怠けちゃダメだよ

slack off は「仕事を怠ける」

slack off は、必要とされる量、もしくは普段と比べて働かないことを表します。仕事について手抜きをする際に使われる表現です。

I notice that they tend to slack off on Mondays.
気が付いたことだが、彼らは月曜日に仕事の手を抜きやすい

take the second best は「二番手に甘んじる」

second best はいわゆる「次善の策」を表現する言い方です。これも状況によっては「最善を尽くさず妥協する」という意味で手抜きのニュアンスが表現できます。

ポジティブな意味で「手を抜く」と表現する場合

「手抜き」にもポジティブな意味合いを含めて用いられる場合があります。たとえば、「毎日のお弁当づくりを楽にする手抜きメニュー」のような場合。

fuss-free (手間いらずの)

fuss は「(無用な)大騒ぎ」という意味の語。これに-free(~がない)を付け加えることで「無駄な大騒ぎを免れている」「手間がかからない」という意味を示します。

fuss-free は「簡単にできる」「お手軽にできる」というポジティブな意味が中心です。

レンチンすれば食べられるずぼら料理は fuss-free cooking と呼ばれます。

ease up (手を緩める)

ease up は「緩やかに物事を行う」というニュアンスで「仕事を軽くする」という意味を示す句動詞です。頑張り過ぎる人に「もっと楽にやりなよ」と言うような場面で使えます。「手抜き」というよりも「手を抜く」、あるいは「手を緩める」と表現した方がしっくり来るかもしれません。

I would ease up on the job if I were you.
もし私が君の立場なら、もう少し手を抜くな

「無駄を省く」という意味で使える英語表現

手抜きは、見方によっては節約と相通じるところがあります。余計な所に無駄なコストを割かない、という意味では手抜きにもポジティブな意義があります。

無駄を省くという趣旨を表現するなら、その旨をちゃんと明示できる英語表現を使った方が得策でしょう。

cut waste は「無駄を省く」

cut waste は、waste (廃棄物)を削減するという意味の言い方です。waste は廃棄物・老廃物、あるいは浪費・無駄づかいという意味でも用いられる語です。

cut waste で削減する対象には、金銭的コスト、時間的コスト、あるいは労働力の無駄づかいも含められます。

cut away some fat は「余分を切り取る」

cut away some fat は、直訳すれば「脂肪を切り取る」という意味の言い方です。つまり贅肉をそぎ落とすことを指す表現。

economize は「お金を節約する」

economize は、今まで費やしていたお金の量を減らし、節約することを表します。日本語では「節約する」、「倹約する」と訳せるでしょう。同じく「お金を節約する」ことを表す表現には、save moneykeep moneycut costscut expenditure などがあります。

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