【恋愛】英語で「付き合う」を意味するフレーズ・英語表現

日本語の「付き合う」という言葉は、「交流する」「連れだって行動する」という意味が基本ではありますが、特に「恋人の関係になる」といった意味でも多く使われます。

英語には「恋人として付き合っている」「男女交際している」と明確に述べる言葉は特に見られません。日本語の「付き合う」と同様、一般的な表現を用いて(文脈によって特別なニュアンスを込めて)表現する言い方が普通です。

go out with

go out (with~)は基本的に「(~と)出かける」という意味のイディオムですが、恋愛の意味で男女が付き合っている、または頻繁に会っている、というニュアンスで用いられることもあります。

文章中 go out の表現が出てきた場合に、「付き合っている」という意味で使われているのか、単に「出かける」という意味なのかは、文脈によって判断する必要があります。(これは go out に限らず他の表現でも同様です。日本語の「付き合う」も多分に似た側面があります)

I’ve been going out with him for two weeks.
彼と付き合って2週間です

I often go out for a drink with my colleagues after work.
仕事の後、同僚とよく飲みに行きます

疑問文で go out を使う場合には「付き合ってくれますか」という告白になることはなく、もっぱら「遊びに行かない?」と誘う意味になります。

Will you go out with me next week?
来週出かけない?

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dating

dating は、「デートする」という意味の動詞です。日本語のいわゆる「デート」の意味、つまり恋愛的に興味がある相手と出かけることを指します。

すでに「付き合っている」段階でも用いられる表現ですが、どちらかというと付き合う前の段階で一緒に出かけるさまを表現することが多いといえそうです。

I’m dating with several girls. I can’t decide yet who is the best.
いま何人かの女の子とよくデートしてるんだけど、まだ誰が1番良いか決められないんだよね

seeing

seeは、「人と会う」という意味で頻出の動詞ですが、交際しているという意味もあります。seeという動詞で表現する場合には、ただ単に会っているだけなのか、交際しているのかは文脈で判断するしかありません。英語圏の文化では、「頻繁に会っていること」と「付き合っている」ことの境界線があいまいな場合があります。

また、文章の中で時間や場所を言及している場合には、ただ単に「会った」という意味だと考えることができるでしょう。

I’m seeing Julian.
ジュリアンと付き合っています。

I saw my classmates yesterday.

昨日クラスメートたちと会った

go steady with

go steady withは、「~と付き合っている」を意味します。steadyは、安定した、一定のという意味の形容詞です。datingやseeingに比べてあいまいなニュアンスは無く、一言で恋人関係にあることが分かる表現です。

We have been going steady for a year.
私たちは1年間付き合っています

together

togetherは「一緒にいる」ことを意味する単語ですが、「付き合っている」ということを暗に示すこともできます。シンプルで使いやすい英語表現です。また、be withも「付き合っている」ことを表現できます。

I started being with Mary.
メアリーと付き合い始めたんだ

How long have you been together?
どれくらい付き合ってるの?

「告る」慣習はない

日本では、交際に先だって「告白する」という手順が踏まれることがよくあります。「・・・好きです!」とか「僕と付き合ってください!!」などのように明言して、相手の同意を得て、それで初めて「付き合う」段階に至る。日本人は多かれ少なかれこうした交際イメージを抱いているのではないでしょうか。

欧米では、こうした「告白」はあまりされません。自然に引き寄せられ合って行動を共にする、それが付き合うという事、そんな認識が多勢といえます。(ただし、結婚の申し込み=プロポーズは一世一代のイベントです)

そう考えてみると、英語で「付き合う」を意味する表現が、なんだか《何気ない表現すぎる》という点にも、納得できるのではないでしょうか。


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