英語ではいわゆる「口説き文句」を pick-up lines と呼びます。異性と懇意になる(pick up)セリフ(line)という意味。初めて声をかける場面から、愛の告白まで、段階別に典型的なフレーズを見ていきましょう。
ちょっと話しかけるフレーズから歯が浮くような気取ったフレーズまで、口説き文句にも様々なバリエーションがあります。英語圏で気になる異性に話しかけたいとき、相手を落としたいときなど必要な場面でぜひ使ってみてください。
目次
まずは気さくに話しかける英語フレーズ
初対面の相手に話しかける時は出身地などの軽い会話から始めましょう。バーなどにいる場合はお酒を奢ってあげれば会話のきっかけになります。また自分の名前を名乗ることも忘れずに。まずは相手に良い印象をもってもらうことが肝心です。
Hi, where are you from?
やあ、どこから来たの?
Hello, are you having fun?
やあ、楽しんでる?
Are you from around here?
この辺りの出身なの?
Hey, can I buy you a drink?
ねえ、お酒を奢らせてくれない?
相手をホメてご機嫌にする英語フレーズ
会話のきっかけが掴めたら、できるだけ気持ちよく会話できる話題を選んでコミュニケーションを図りましょう。
定番の話題は「相手をほめる」こと。遠慮なく恥ずかしがらずに褒めちぎりましょう。意中の人を褒めるのだから美点探しには苦労しないはずです。
どストレートに「きれいですね」と褒めるなら、You are beautiful. でもよいでしょう。雰囲気や内面性が素敵と褒めるなら attractive (魅力的)のような表現がピッタリきます。
相手の瞳を褒めると、見つめ合う形になりやすく、そこそこ高確率でイイ雰囲気に持っていけます。
You are really beautiful.
君はとても美しい。
You have beautiful eyes.
美しい目をしているね
→ 英語で「魅力的な異性」を表現するスラングは国によっても違いがある
初めは少し控えめに、顔かたちでなくて衣服やアクセサリーなどの身に着けている物を褒めてみてもよいでしょう。相手も返答しやすく、買ったお店などに話題を広げやすくなります。
君のバッグいいね。どこで買ったの?
デートに誘う英語フレーズ
そこそこ打ち解けてきたらデートに誘ってみましょう。
「デートをする」は go on a date または go out のような言い方で表現されます。go out は基本的には「外出する」という意味で、「デートする」の意味でも使われますが、さらに前置詞 with を伴って go out with ~と表現すると、恒久的にデートしている状態=すなわち交際中という意味が加わります。注意して使い分けましょう。
「付き合おう」と告白する場面ではgo out with は紛らわしいので Will you be my girlfriend?(彼女になってくれませんか)のように明確に伝えてしまってもよいでしょう。ただし、男女交際を申し込む「告白」のようなイベントは欧米ではあまり重視されません(結婚申し込み=プロポーズはメチャクチャ重視されます)
Let’s go on a date with me.
僕とデートしようよ
Can I ask you out?
デートに誘ってもいい?
Would you like to go out sometime?
いつかデートにいかない?
Will you go out with me?
僕と付き合わない?
How about having dinner together?
今夜食事でもどう?
Are you free on Sunday?
日曜日は空いてる?
真面目に伝える愛の言葉
言われたら思わずドキッとしてしまうストレートな愛の言葉。こちらは軽い口説き文句というよりも真剣な愛の告白です。ここぞという時にだけ使いましょう。
Do you believe in love at first sight?
一目ぼれって信じますか?
You’ve been on my mind since I woke up today.
今朝起きてからずっとあなたの事を考えている
You are the only one for me.
私にはあなた一人です
You take my breath away.
息もできないくらいにあなたに夢中です
I think about you all the time.
いつも君のことを考えているよ
You are my angel.
君は僕の天使だ
ちょっとやりすぎ気味の口説き文句
ちょっと気取って詩人のようにロマンティックな熱い愛の言葉を並べてみる方法もあります。かなりハードルの高い上級者向けの戦法ですが。
本気か冗談か判断しかねる程度におどけた雰囲気をまとわせるのがコツです。相手もクスッと笑ってくれるかもしれません。反応が良好なら、改めて真摯に愛を伝え直しましょう。もし反応がスカだなと思われたらその場は道化役に徹しましょう。
Is your name Wi-Fi? Cause I’m feeling a connection.
君の名前はWi-Fi?だってすごく繋がりを感じるんだよ
I have to show you the prettiest girl I’ve ever seen.
(カメラで撮影してから)僕が見た中で一番綺麗な女の子の写真を見せてあげる
Your eyes are blue, like the ocean. And baby, I’m lost at sea.
君の瞳は海のように青い。ベイビー、僕は海に溺れてしまいそう
No wonder the sky is grey today, all the blue is in your eyes.
今日の空が暗いわけだ。青空は君の瞳の中にあるじゃないか
Your lips look so lonely… Would they like to meet mine?
君の唇は何か寂しそうだね…僕のと会ってみる?
Let’s commit the perfect crime: I’ll steal your heart, and you’ll steal mine.
完全犯罪を遂行しよう。僕は君の心を盗む。君は僕の心を盗むがよい
Excuse me, can you empty your pockets? I believe you have stolen my heart.
ちょっとポケットの中を空けてみてもらえませんかね。あなた、僕の心を盗んでますよね
積極的に話しかけにいく攻め気は大事です
西洋人は率直で大胆、愛情表現もストレートとはよく言われるところですが、むしろ日本人の方が引っ込み思案と言うべきかもしれません。自分の考えははっきりときっぱりと述べる、望むものは自分から能動的に取りに行く、という積極的なスタンスが世界では求められます。
男女の恋愛に限らず、海外で行動するからには、多かれ少なかれ「自分から行動する」積極性は不可欠です。気になる女子に思い切って声をかけてみることは積極性を鍛える活動の一環としてもきっと効果を挙げてくれるでしょう。