「これとコレどっちがいい?」「どれにしようか?」なんて聞かれたら、まずはちゃんと返答することがマナーです。「どっちでも(なんでも)かまわないよ」と返したら相手は機嫌を損ねてしまうかもしれません。
投げやりだなと思われないように、相手がへそを曲げないように、うまく「どちらでも」と伝えられうようになりましょう。
目次
「Either is fine!」はポジティブで好印象
「Either is fine.」は、選択肢が2つあって、両方とも好ましく思われる、という場面でよく使われる表現。シンプルで、前向きなニュアンスもあります。「どちらでも良い」というよりは、むしろ「どちらも良い」に近いニュアンスですね。
Which wine do you want to? (どっちが飲みたい?)
Either is fine for me. (私は、どちらでも!)
「Either is OK.」はややネガティブな感
同様の言い方に「Either is OK.」という言い回しもあります。こちらは「どちらでも可」「どちらもダメではない」という、やや消極的なニュアンスが出てきます。
「OK」は英語の中では何かと「悪くない(けど良くもない)」というニュアンスで使われやすい表現なのです。
選択肢が3つ以上ある場合
eitherは「2つのうちどちらか」を指す場合に使われる言い方です。3つ以上の選択肢があって「どれでもいいよ」と表現する場合は「Anything is fine.」や「Whatever is fine.」のような言い方が使われます。
率直に「お任せします」と伝える場合
どちらでも、という以上に意志決定を相手にゆだねる表現として「It’s up to you.」(あなたにお任せします)という言い方があります。
まるで善し悪しの判断がつかない場合には、このように返答してもよいでしょう。
誤解を招きやすい言い方
「なんでもいいよ」という意味合いで使われる表現としては、「I don’t care.」(何だって気にしないよ)、「Whatever.」(どれでも。)などの言い方もあります。「I don’t mind.」(何でもいいよ)もあります。基本的に失礼なニュアンスはなく無難に使えます。
ただ、アメリカ英語では I don’t care. はポジティブな意味(どちらもステキというニュアンス)で使われるものの、イギリス英語では I don’t care. ネガティブな意味(どちらにも興味なしというニュアンス)で使われる、かつ I don’t mind. はこの逆(アメリカでは興味ナシ、イギリスでは両方歓迎)のニュアンスがあるようです。
参照:I don’t care or I don’t mind?
もっとも、本当に選択が求められている場面で言えば「相手の質問に関心がない」投げやりな返答に響く可能性はあります。このフレーズには限りませんが。
相手への気遣いを込めて伝えるには
ここまで紹介してきた英語フレーズは、いずれも略式のカジュアルな言い方です。場面によっては少しそっけない感じがあるかもしれません。
も少し丁寧に表現したい場合には、次のような表現を使ってみましょう。相手の判断を尊重するという気持ちがきっと伝わります。
I am happy with anything! (何でもありがたく頂くよ!)
Whatever you like is fine with me!(あなたが良ければ何でも大丈夫よ!)