【要注意!英語?表現】英語の「ハプニング」はニュアンスが違うので要注意

日本語のカタカナ英語表現は、正しい英語表現とは限りません。英語の本来の意味や用法、正しい英語表現を学び直しましょう。

今回の要注意表現は「ハプニング」。

日本語の「ハプニング」は意味が限定されすぎ

日本語で「ハプニング」と言うと、いわゆる「思いがけない出来事」「偶発的な事件」といった状況を指します。

日本語のハプニングは英語の happening をカナ表記した言い方ですが、英語の happening それ自体には「思いがけない」というニュアンスは特に含まれません。「事件」と訳せるニュアンスは含むものの、基本的には「起こった事」という程度の意味合いが中心です。

Oxford Dcitionaries の happening の定義

An event or occurrence (事件もしくは出来事)

「不慮の」「不測の」というニュアンスを明示するなら、accident、incident、あるいは something unexpected のような表現を使った方が、より明確に伝わるでしょう。

  • accident は「事故」、思いがけずに起こった事柄。
  • incident は「事変」、重大な事柄に発生するかもしれない出来事。
  • something unexpected は「予期せぬこと」「想定外の事」をそのまま述べる言い方。

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特別にニュアンスを込めないなら happening でも可

happening に不慮・不測の事態といったニュアンスはあまりないとはいえ、そうしたニュアンスを全く含まないというわけでもありません。

ハプニング的要素をそれほど強調する必要がなければ、happening と表現しても十分に会話は成立するでしょう。事の重大さやびっくり度合いは別途じっくり説明してあげればよいわけですし。

 

 


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