英会話の「相づち」フレーズの使いこなし方

「相づち」は会話に欠かせない要素です。英会話では相づちをよく打ちます。さまざまな相づちフレーズがあり、状況に応じてフレーズが使い分けられます。

英語の相づちフレーズは、日本語の相づち表現とは少し使われ方が違います。より積極的に会話に食い込んでいく役割が英語の相づちフレーズの極意です。日本語の相づち表現を念頭に置いて英語の相づちを捉えようとすると微妙な感覚のズレが生じます。

会話中の「相づち」は、会話を促して話を円滑に運ぶものであり、また、話し手と聞き手が共同で会話の進行・展開を方向づける手がかりでもあります。

場面に応じた相づち使いこなして「相づち上手」を目指しましょう。

まずは英語の「相づち」の役割を見つめよう

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日本語と英語の相づちは役割がやや違う

まずは「相づち」という言葉が指すものの英語と日本語の感覚差について留意しておく必要があるでしょう。

研究社 新和英中辞典による「相槌を打つ」の解説項目では、次のような註が記載されています。

《★英語では時々相槌に uh‐huh などと言うが, 日本語の会話のように頻繁に相槌を打つことはしない》

 

また、ランダムハウスが運営している言語学習サイト「Living Language」では、Back-channeling in Japanese (日本語の相づち)について次のように紹介しています。

Back-channeling is a way of showing a speaker that you are following what they are saying and understand.

(相づちは、自分が話を聞いており理解もしているを話し手に示す方法である)

 

こうした指摘を踏まえて日本語の会話をふり返ると、相づちは「うん」「ええ」「はい」「ふうん」「へぇ」「なるほど」「マジすか」のような、相手が話している間ひっきりなしに発する「合の手」として使われていることに気付きます。

単に「話を聞いていて理解していることを示す合図」と言い切ってしまうと極言でしょうが、「語り手と一緒に会話の方向を決める」役割は希薄で、むしろ雰囲気づくりの一助として意識されているといえそうです。

これに対して、「英語の相づち」として捉えるべき表現は、基本的には、要所を狙って突くように発する、そして聞き手側の反応を明確に表明するようにして用います。


反応に応じて表現も変わる

会話の内容についてどう反応するかによって相づちの表現内容も違ってきます。円滑なコミュニケーションを目指すなら、意図した反応に合った適切な表現を使い分けられるようになっておきたいところです。

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純粋な反応としての相づち

日本語の感覚に近い種類の相づち(自分が話を聞いて理解していることを示す)(言葉それ自体に特別な意図があるわけではない)、としては、「uh-huh」のような表現があります。

hu-huh の他にも Right. (そうですね)、I see. (ええ分かります)のような表現は、他意のない合の手として、会話の調子を整える意味合いで使われます。言語の裏の意味としては「聞いていますよ」「続けてください」といった含みがあります。

I went to store yesterday.
きのう店に行ったんだけどさ

uh-huh.
うん

And I saw a really cute girl.
で、スゴくかわいい女の子を見かけたんだ

uh-huh も場面に応じてニュアンスが変わる

ちなみに、uh-huh は、会話の出始めで聞き手が用いる場面では特別な意味のない相づち表現ですが、他の場面では同意や満足を示す反応として使われることがあります。

Are you ready ? 
準備はいい?

Uh huh.
うん

「That’s+形容詞」で共感を示す

英語の相づちの基本的な役割のひとつに「聞き手が話をどのように受け取ったか」を示すことにあるといえます。これは基本的には共感を伝える表現として機能します。

よく使われる相づち表現に That’s great! (良いね)、That’s a shame. (それは残念だね)  のような言い方がありますが、これらは決して相づち専用フレーズというわけではなく、むしろ、「That’s +形容詞」という基礎的な文章形式を使った表現の一種に過ぎません。

形容詞として何を用いるかによって、同意、驚嘆、感嘆、共感、同情、否定、その他もろもろ、あらゆる感想が表現できます。

  • That’s good. いいですね。
  • That’s great. すごい。
  • That’s so sweet とってもいいね。
  • That’s wonderful. 素晴らしい。
  • That’s fantastic! それはステキ。
  • That’s interesting. それは興味深い。
  • That’s too bad. それは残念ですね。
  • That’s terrible. それはひどい。
  • That’s incredible. 途方もない話ですね。
I’ve lost my wallet ……
財布をなくしちゃってさ……That’s too bad.
それは気の毒に

たいていの場合は That’s を省いてGreat.Amazing. のように形容詞だけ言っても十分通じます。

I got a 100 on my math exam.
算数のテストで100点とったよ

Amazing!
すごいじゃない!

動詞をアレンジして判断 – 共感のニュアンスを加える

sounds 、look、seem

that is の代わりに that sounds を使って表現すると、意味そのものはほぼ同じながら、「自分にはこう思われる」「~みたいだね」というニュアンスがいくぶん加わります。

sound は自動詞で「聞こえる」という意味があります。自分(聞き手)がこう受け取ったという意味合いを含めたい場合に使えます。

和訳するなら「良さそうだね」よりは「いいね」と訳したほうが近いニュアンスが出せます。

sound 以外にも seemlook を使って共感のニュアンスを加えることができます。

  • sound  →  ~のように聞こえる
  • look →  (見た目が)~のように見える
  • seem  → (見た目やその他の判断条件を伴って) ~のように見える

look と seem は紛らわしい部分がありますが、ssem は被写体だけでなく被写体の背景や、それまでの会話などを含めて「すごいいいじゃん!」と言いうような場合に使えます。

I plan on going on a vacation overseas.
海外にバカンスに行こうと思ってるんだ

Sounds good.
いいね

That sounds like a lot of fun.
それはすごく楽しそう

Check this out! This is the pictures I took in Hawaii.
見て見て!これハワイで撮った写真なんだ

Seems so nice!
すごいいいじゃん!

Look at this picture! This is my dog, Taro!
私のワンちゃんのタロー!

Looks so adorable!
やんチョー可愛い!

副詞を用いて共感を示す

すべて「その通り」と訳します。

これらは同意の中でも特に強い共感を示す表現です。口語的に和訳するならば「わかる~!」といった感じでしょうか。そのため、実際に使う際にはより感情をこめて使われることが多いです。

Gin and tonic is the best.
ジントニックが一番だね

Exactly.
まったくだぜ!

so を用いた構文で共感を示す

日本語で言うところの「私も!」という共感を示す相づちのしかたに「 So do I.」という言い方があります。相手が述べた動詞または助動詞をそのまま使って主語と so で挟むように述べる点がコツです。

「So do I.」を使いこなそう

相手が否定文用いた場合は so が neither に変化し、それと主語で動詞や助動詞を挟みます。

・肯定形
型 → so + 動詞、助動詞 + 名詞

I am actually an American.
私、実はアメリカ人なんだ

Really? So am I!
ほんとに?私も!

I want something to eat.
なんか食べたい

So do I.
私も

I can speak Japanese.
日本語話せます

So can I.
私もですよ

・否定形
型 → neither + 動詞、助動詞 + 名詞

I don’t have enough money to buy a car.
車買うお金ないよ

Neither do I.
私も(ない)

My sister doesn’t have a boyfriend.
姉ちゃん彼氏いねーんだ

Neither does my brother.
俺の兄貴も(いないん)だよ

My friends haven’t come yet.
友達まだ来てない

Neither have mine.
私の友達も(来てないの)

否定形は少しややこしいので瞬時に反応できるようになるまでに少し時間がかかるかもしれません。

同じ構文で聞き返す表現

相手の言ったことに対して really? とばかり返答していては少々味気なくなってしまうかもしれません。その際、返答に幅を持たせるため使えるのがこちら表現です。

And then I bumped into Kazuo.
そのときカズオと偶然出会ったんだ

Did you?
そうなの?

I really wanna buy this coat!
このコートほんとに欲しい!

Oh, do you?
え~、本当に?

I haven’t been to Starbucks for a while.
最近スタバ行って無いな

Haven’t you?
ふ~ん

例文のように相手が使った主語と動詞、または助動詞のみをピックアップしてそのまま聞き返す表現です。

3つ目の例はまさに相づちという感じで、相手の言っていることを疑っているわけではなく、ただ「そうなんだ~」といったニュアンスです。





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