「うんざりする」は英語で何と言えばよい?
日常会話や特定の状況で感じる強い倦怠感や飽き飽きした気持ちを表す「うんざりする」。この感情を英語でどのように表現すればよいのでしょうか?この記事では、「うんざりする」の英語訳とその使い分けについて、例文を交えて解説します。さまざまなシチュエーションで役立つ表現を身につけましょう。
「うんざりする」の英語訳①fed up
「うんざりする」の英語訳として最も一般的なのは「fed up」です。この表現は、何かに対して極度の不満や飽き飽きしている状態を示します。特に、繰り返される不快な状況や行動に対する強い不満を表す際に用いられます。
例文①:I’m fed up with this constant noise.(この絶え間ない騒音にうんざりしている。)
例文②:She’s fed up with his excuses.(彼の言い訳にはうんざりだ。)
例文③:We’re all fed up with the delays.(私たちは遅延に皆うんざりしている。)
「うんざりする」の英語訳②sick and tired
同じく「うんざりする」を表す表現に「sick and tired」があります。このフレーズは、fed upよりも若干感情的な強調が加わり、厭世感や疲労感が強く表れる場合に使われることが多いです。
例文①:I’m sick and tired of your complaints.(あなたの文句には本当にうんざりだ。)
例文②:He’s sick and tired of eating the same lunch every day.(彼は毎日同じ昼食を食べるのにうんざりしている。)
例文③:They are sick and tired of the cold weather.(彼らはこの寒い天気にうんざりしている。)
「うんざりする」の英語訳③tired of
より穏やかな表現として「tired of」があります。これは、飽きるや疲れるといった感情を表す際に使われる表現で、fed upやsick and tiredに比べると感情の強さが控えめです。
例文①:I’m tired of waiting.(待つのにうんざりしている。)
例文②:She’s tired of the same routine every day.(彼女は毎日同じルーチンにうんざりしている。)
例文③:Are you tired of this game yet?(もうこのゲームにうんざりしているの?)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説した「うんざりする」の英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。感情の強さや状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。
fed up:繰り返される不快な状況や行動に対する強い不満を表す
sick and tired:厭世感や疲労感が強く表れる場合に使われる
tired of:感情の強さが控えめで、飽きるや疲れるといった感情を表す
「うんざりする」を使う際によく用いられる表現
表現① have had enough
「have had enough」は、何かに対して我慢の限界に達したという意味の表現です。例文:I have had enough of this mess.(この散らかり具合にはもううんざりだ。)
表現② can’t stand
「can’t stand」は、何かを我慢できない、耐えられないという意味で使われます。例文:I can’t stand the heat in this room.(この部屋の暑さには耐えられない。)
表現③ be done with
「be done with」は、何かに対して完全に終わりにしたい、関わりたくないという意味で使われることがあります。例文:I’m done with trying to please everyone.(誰もが喜ぶよう努力するのにはうんざりだ。)
まとめ
以上、英語で「うんざりする」を表現する様々な方法とそのニュアンスについて解説しました。状況や感情の程度に応じて、最も適切な表現を選ぶことがコミュニケーションを円滑にする鍵です。今回紹介した表現を参考に、英語での表現力をさらに磨いていきましょう。