絶滅危惧種は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「絶滅危惧種」は英語で何と言えばよい?

生物の保全状況を示す「絶滅危惧種」という言葉は、英語でどのように表現されるのでしょうか?この記事では、その英語訳とその用法について詳しく解説します。さまざまな文脈で使われる「絶滅危惧種」の英語表現を学び、正確に使い分けるためのヒントを提供します。

「絶滅危惧種」の英語訳①endangered species

「絶滅危惧種」を英語で表すとき、最も一般的な表現は「endangered species」です。この用語は、絶滅の危機に瀕している種を指し、国際的な保護が必要な動植物に使われます。例えば、「The giant panda is an endangered species.」(ジャイアントパンダは絶滅危惧種である)といった具体的な例を挙げることができます。

「絶滅危惧種」の英語訳②threatened species

「threatened species」という表現も、「絶滅危惧種」の英訳として用いられることがあります。この言葉は、絶滅の危険が迫っているが、まだ「endangered species」ほど深刻ではない種に対して使われることが多いです。例えば、「The blue whale is considered a threatened species due to overhunting.」(クジラは乱獲のため、絶滅危惧種とみなされている)という使い方ができます。

「絶滅危惧種」の英語訳③vulnerable species

さらに、絶滅のリスクが比較的低いが、それでも保護が必要な種には「vulnerable species」という表現が適しています。この言葉は、絶滅の可能性があるが、現時点では「threatened species」よりも状況が良い種に使われます。例文としては、「The snow leopard is classified as a vulnerable species.」(ユキヒョウは、絶滅危惧種として分類されている)が挙げられます。

「絶滅危惧種」の英語訳④critically endangered species

最も絶滅の危機に瀕している種に対しては、「critically endangered species」という言葉を使います。この表現は、非常に高い絶滅リスクがある種に限定され、緊急の保護措置が求められる状況を示します。例えば、「The Amur leopard is a critically endangered species with only a few individuals left in the wild.」(アムールヒョウは野生で数頭しか残っていない、極めて絶滅危惧種である)と表現できます。


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここでは、上述した「絶滅危惧種」の英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。簡潔に違いを把握したい方は、以下の情報を参考にしてください。

endangered species:絶滅の危機に瀕しており、国際的な保護が必要な種

threatened species:絶滅の危険が迫っているが、「endangered」ほどではない種

vulnerable species:絶滅のリスクがあり、保護が必要だが、状況は「threatened」よりも良い種

critically endangered species:非常に高い絶滅リスクがあり、緊急の保護措置が必要な種


「絶滅危惧種」を使う際によく用いられる表現

表現① protect a species

「protect a species」は「種を保護する」という意味の表現です。絶滅危惧種に関連してよく使われるフレーズで、保全活動や法的な措置を通じて種を守ることを意味します。例文として、「We must take action to protect endangered species.」(絶滅危惧種を保護するために行動を起こさなければならない)が考えられます。

表現② conserve biodiversity

「conserve biodiversity」は「生物多様性を保全する」という意味のフレーズです。絶滅危惧種の保護は生物多様性の保全に直結しており、この表現はそのような文脈で頻繁に使用されます。例文として、「Conserving biodiversity includes protecting vulnerable species from extinction.」(生物多様性の保全には、絶滅危惧種の保護が含まれる)が挙げられます。

表現③ habitat preservation

「habitat preservation」は「生息地の保存」という意味の表現で、絶滅危惧種の生存に不可欠な生息地を守ることを指します。この用語は、絶滅危惧種の保護策として重要な役割を果たします。例文として、「Habitat preservation is key to saving threatened species.」(生息地の保存は、絶滅危惧種を救うための鍵である)が考えられます。

まとめ

この記事では、「絶滅危惧種」という日本語表現を英語でどのように表現するか、そしてそれぞれの表現が持つニュアンスや文脈の違いについて解説しました。また、絶滅危惧種に関連するよく使われる英語表現も紹介しました。これらの知識を活用して、正確かつ適切に英語でコミュニケーションをとることができるようになりましょう。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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