英語で表現する「紫色」、purpleやvioletその他の表現の違い

色」を指す英語表現には purple violet などいくつかの語があります。微妙なニュアンス差ではありますが、どんな違いがあるのでしょうか。ちょっと詳しく見てみましょう。


→英語の「色」のイメージと、色名を使った慣用句【9色】

purple は赤系の紫

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purple は、紫の中でも赤に近い紫を表します。形容詞形は purplish で、「紫がかかった」と訳されます。

より赤色が濃い紫は、red purple と呼びます。

薄い紫は light purple 。これは「藤色」に近い色合いと言えるでしょう。

purple を使った慣用表現

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「紫」の家系に生まれる

born in(to) the purple」(紫の家系に生まれる)は、王室や特権階級など、高貴な家系に生まれることを意味します。

このイディオムの由来は古代ローマ時代まで遡ります。その当時、紫の染料を抽出するのはとても難しく、一部の特権階級のみが紫色の着物を身につけていました。そこから、「紫」は高貴な家柄を表すようになったのです。

The little princess was born to the purple.
その小さなお姫様は王家の一族として生まれた

顔が「紫色」になる

turn purplewith rage)」(顔が紫色に変わる)と言うときは、その人が怒っていることを表します。日本では、人が怒ったときの顔の色は「赤」ですが、海外では「紫」を使います。

My friend’s face was covered in purple blotches.
友人の顔は紫色のしみで覆われた(=友人は怒っていた)
After she knew everything, she turned purple with rage.
全てを知った後、彼女は怒りで顔を紫色にした

→ 英語の「色」のイメージと、色名を使った慣用句【9色】

deep purple は色名ではありません

イギリスのロックバンドバンド名として知られる「ディープ・パープル」(deep purple)の語は、深みのある紫色なんかを示す表現として通用しそうですが、色を deep purple と形容することは基本的にありません。

「深い紫」を形容する場合の言い方としては dark purple 、あるいは imperial purple といった表現のほうが一般的です。imperial という表現は、濃紫・暗い紫色が王室で主に使われていた色味だったことに由来します。


violet は青系の紫

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violet は、紫の中でも青に近い紫を表します。植物のスミレ(菫)から生まれた色です。日本語では violet は「スミレ色」と呼ばれます。

violet の中でも、赤系を red-violet、青系を blue-violet と呼びます。

violet の色を持つモノには、花のラベンダーやライラック、鉱石のアメシストなどがあります。


その他、紫系の色を表す英単語

紫色の花や石、食べ物が、紫系の色を表す英単語として使われています。

赤に近い紫色「amaranth」

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amaranth(アマランス)は、夏に赤紫の花を咲かせる植物です。その花の色をアマランス色と呼びます。アマランス色は、赤やピンクに近い紫色です。

アマランス色でも紫に近い色は、amaranth deep purple と呼びます。

鮮やかな赤紫色「peony」

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peony(ピオニー)は、ピンク紫色の大振りな花びらが特徴的な花です。この花の色をピオニー色と呼びます。鮮やかでピンク色にも近い、赤紫を表します。

透明な紫色「amethyst」

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amethyst (アメシスト)は、紫色の水晶です。その水晶の色を、アメシスト色と呼びます。青系(violet 系)の紫色の中でも、透明な紫色を表します。

薄い紫色「wisteria」

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wisteria(ウェステリア)は、日本で言う「藤の花」です。つまり藤色。藤色は、light purple とも呼ばれており、淡い紫を表します。

淡い青紫「lilac」

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lilac(ライラック)は、欧米で好まれているうす紫色の花です。その花の色を、ライラック色と呼びます。ライラックの花のような、淡いバイオレット色を表します。

灰色がかった青紫「mauve」

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mauve(モーヴ)は、フランスのゼニアオイという花です。その花の色を、モーヴ色と呼びます。青系の薄紫色で、少し灰色がかっているのが特長です。

濃い紫色「pansy」

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pansy(パンジー)は、日本でもよく知られている紫色の花です。様々な種類のパンジーがあり、紫の濃度や色の系統も異なります。しかしながら、パンジー色と言う時には、赤系の濃い紫を表します。

茶色がかった紫色「raisin」

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raisin(レーズン)は干しブドウのこと。その独特の、やや茶色がかった濃い紫色は、レーズン色と呼ばれます。





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