「その通り!」と英語で伝える表現・相づちフレーズ集

「その通り!」と相手に同意を示す表現は、挙げれば切がないほど存在します。

一方、いくつもある表現の中で、使われる頻度が高いものと低いものがあるのも事実です。まずは、日常会話でよく使われている簡単な表現を覚えていくと良いでしょう。

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まずはこれを覚えて!1単語で完結する基本表現

よく使われる表現の特徴は、1単語(特に副詞の1単語)であることです。簡単な表現の方が口から出て来やすいため、よく使われることに繋がるのでしょう。
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正確さを示す「exactly」

exactly は、「正確に」「ぴったり」を意味する副詞です。相づちとして使うと、「その通り」「まさしく」となります。相手の発言が、重要な事柄を言い当てているときなどに使います。

You mean that he told me a lie? ― Exactly.
つまり、彼が私に嘘をついていると?―その通り

文章を強調する exactly

exactly には、文章を強調する役割もあります。日本語では「まさに」に該当します。相手に同意するフレーズに exactly を入れることで、同意の気持ちを強めることができるのです。

that’s right that’s exactly right
君は正しい→君はまさに正しいよ
that’s what I wanted to saythat’s exactly what I wanted to say
それは私も言おうと思っていたよ→それはまさに私が言おうと思っていたことだよ

疑いようのないときは「definitely」

definitely は、「疑いようがない」「明確に」を意味する副詞です。相づちとして使うと、「その通り」「間違いない」となります。逆に、相手の発言を強く否定するときには definitely not(絶対にない、ありえない)と言います。否定表現もよく使われる表現なので覚えておきましょう。

Did I make her angry? ― Definitely.
私が彼女を怒らせたのかな?―その通り
So you don’t trust me? ― No, definitely not.
つまり、君は私を信用しないんだね?―ああ、絶対にね

疑いようがないと信じている「certainly」

certainly は、definitely と同じく「疑いようがない」を意味する副詞です。相づちとして「その通り」と言いたいときに使われます。

definitely との違いとして、certainly には自分の信念が強く入っていることが挙げられます。日本語で訳すと、「私はそう思うよ」「私は正しいと思ってるよ」となるでしょう。

Do you think more money should be given to young generation? ― Certainly.
若い世代によりお金を与えるべきだと思いますか?―その通りだと思ってる

また、同意を示すだけでなく、何かを頼まれたときに「了解です」「もちろん」と言いたいときにも使われます。

Could you lend me 1000 yen? ― Certainly.
1000円貸してくれないかな?―もちろんだよ

yes を強調した「absolutely」

absolutely は、「完全に」を表す副詞です。また、賛成や肯定を示す yes(はい)を強調する時にも使います。「本当にその通り」「全く賛成だ」と訳せるでしょう。何か質問をされたときの返答として使われます。

It was such an impressive film, wasn’t it? ― Absolutely!
とても心動かされる映画だったと思わない?―その通りだね!

発言が的確なときには「precisely」

precisely  / prɪsάɪsli /  は、「曖昧さのない」「的確に」を表す副詞です。発音を間違えやすいので注意しましょう。相づちとして、「その通りだ」「確かに」と言いたいときにも使います。

誰かの言っていることや、提案された内容が的確であり、「その通りだね」と相づちを打つときに使います。

I think it would be better to avoid a sudden decision. Precisely.
急な決断は避けるべきだと思うんだが―その通りだね

肯定も否定も表す「indeed」

indeed は、相手の発言を肯定するときも否定するときも使われる単語です。肯定する時には「その通り」「正しい」と訳し、否定するときには「それ本当なの?」「信じられないな」と訳します。

否定するときには語尾をクエッションマーク(?)を付けて疑問形にします。書面ではクエッションマーク(?)をつけるので見分けやすいのですが、口頭では語尾を上げるくらいしか違いがありません。使い分けには注意しましょう。

Is this your cat? ― Indeed.
これはあなたのネコ?―その通り
I saw a ghost yesterday! ― Indeed?
昨日幽霊を見たんだ!―嘘でしょ

友人同士で使うカジュアル表現

「まずはこれを覚えて!1単語で完結する基本表現」では、友達から初対面の人まで幅広く使える表現であったのに対して、「友人同士で使うカジュアル表現」は、主に親しい友人・家族の間で使います。少しくだけた(もしくは軽い)表現なので、使う相手やシーンは選びましょう。

right は「そうそう」

right は、「正しい」を意味する形容詞としてよく知られている単語です。相づちとして使うと、相手への同意を示すことができます。日本語では、「そうそう」「それそれ」などと訳せるでしょう。

right は少し軽い表現なので、もう少し相手への同意を強調したいときには、you are rightthat’s right などを使うのもおススメです。

right on は「異議なし!」

right on は、「賛成」を示すスラングです。通常びっくりマーク(!)と一緒に使われます。「異議なし!」「そうだそうだ!」のように、少し相手を茶化すような表現でもあります。

He is the best singer I have ever met! ― Right on!
彼は僕が出会った中で最高の歌手だよ!―そうだそうだ!

bingo は「当たり!」

bingo は、カード上の数字を選んでいくゲームです。勝つときに「bingo!」(ビンゴ!)と言う事から、bingo は満足や喜びを表すときにも使われます。相づちとしては、相手が自分の言いたいことを言い当てたとき、相手の意見に納得しているときなどに、「その通り!」「当たり!」という意味でも使います。

You mean that I missed some important clues? ― Bingo!
つまり、いくつかの重要な手がかりを見落としているってこと?―その通り!

absobloominlutely は「途方もなく同意」

absobloominlutely は absolutely の変化球です。「その通り」を意味する absolutely の中に、「途方もない」「ひどく」を意味する blooming を入れています。「その通り」をかなり強調した表現です。

完全なる若者言葉なので、良い歳をした大人は使うのを控えましょう。


場合によっては失礼な表現

「その通り」と相手に同意を示す表現の中には、上から目線で、場合によっては失礼な表現もあります。

now you are talking

now you are talking は、相手の発言に同意を示すフレーズです。

ただし、注意しなければいけないのは、相手の発言に最初から同意していたわけではなく、相手が意見や考えが変わることによって賛同できるようになった場合に使われます。「ようやく話がわかってきたね」「今君が言っていることなら分かるよ」という上から目線の発言なのです。

友人同士でふざけて使うとき、または教える側が教えられる側に対して使うときなど、使えるシーンは限られてくるでしょう。

you can say that again

you can say that again は、直訳すると「あなたはそれをもう一度言ってよい」となります。もう一度言っても構わない、つまり、相手が言っていることを受け入れ、同意するフレーズです。

ただし、少し偉そうな表現なので、目上の人に使うのは控えましょう。

同じ意味の表現に、you said ityou’ve said it があります。

ちょっと捻りのある表現

「釘の頭をどんぴしゃで狙い打つ」

you hit the nail on the head は、同意を意味するフレーズです。このフレーズにおける nail は「釘」、head は「釘の頭」を指します。つまり、金槌で、釘の頭をどんぴしゃで狙い打つ様子を表しているのです。相手の発言が的を射ているときに、「その通り!」という意味で使われます。




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