英語で「徹夜」を表現する言い方は色々あります。基本的な表現としては、sit up all night あるいは stay up all night といった言い方が定番でしょう。
all night は「夜通し」を表現できる言い方で、形容詞または副詞として使えます。
「ずっと起きていた」と表現する言い方
up all night
素朴に「一晩中起きていた」とか「寝なかった」という意味で「徹夜」を表現する場合、副詞 up と all night を組み合わせると無難に表現できます。
be動詞で I was up all night. のように叙述する言い方もできますし、sit up(起きた体勢でいる)、stay up(寝ないでいる)のような句動詞の形を使った言い方もできます。
夜通し起きて報告書を作成していた
pull an all nighter
pull an all nighter も「徹夜する」という意味の定型的なフレーズです。
all nighter は名詞で、もともとは一晩中営業している(終夜営業の)店などを指す語です。
pull は多種多様な意味を含む動詞であり、具体的なニュアンスは定めにくいところがありますが、アメリカ英語の口語表現では「(悪事を)やらかす」「(悪だくみを)やってのける」という意味で用いられることがあります。
pull an all nighter も、どちらかと言うと、あまり喜ばしくない理由で徹夜をする場合に用いられることが多いようです。仕事や勉強で徹夜したというニュアンスがあります。仕事や試験勉強に追われて、やむなく徹夜する、といった場合に適した表現です。
「徹夜で(何かを)する」と述べる場合
一晩中何かをしていた、というように動作を主体として述べる場合、単に副詞 all night を言い添えれば「徹夜で」の意味が加わります。
徹夜で本を読みふけった
through the night. と表現してもよいでしょう。
一晩中「Civilization 5」に熱中してしまったわ
あるいは、名詞を形容詞 all night で名詞を修飾する形でも表現できます。
昨日は夜通しパーティーだったよ
「夜更かしする人」は鳥に喩える
徹夜というわけではありませんが、いつも夜更けまで起きているような夜型の人を、英語では night owl (夜のふくろう)と表現する言い方があります。
朝方人間はヒバリ(lark)に喩えられます。