【通じない英語】ノースリーブ(no-sleeve)はネイティブが使わない和製英語

和製英語に要注意! それはネイティブが使わない英語・ネイティブに通じない英語です。

今回の和製英語は「ノースリーブ」。

「ノースリーブ 」は和製英語。no sleeve は通じない英語

スリーブ(sleeve)は服の袖(そで)を指す語。そして日本語で言う「ノースリーブ」は、袖なしの服を指す言い方です。

でも英語では袖なしを no sleeve とは言いません。英語では正しくは sleeveless と表現します。

日本語の「ノー××」は大体キケンな表現

「~が無い」という意味で「ノーなんちゃら」と形容する言い方は、概して和声英語の疑いがかなり高めです。ノーカウントノーメイクもノータイ(ノーネクタイ)も和声英語です。

sleeveless は否定の接尾辞で、less(「ない」「少ない」)の意味が加わった表現です。基本的には ~ less の表現のほうが多く英語には見られます。

ただし、英語には接頭辞で non – という表現がありますし、no – で否定の接頭辞として用いられる場合もあります。

ノースリーブは和製英語と言い切れない側面もある

袖なし衣服は普通は no sleeve とは言わず sleeveless と表現しますが、だからといってノースリーブは和製英語ですよ(笑)と一笑に付するわけにはいかない側面も実はあります。

その例がニューヨークタイムズ紙の2016年5月21日付け記事。 cap sleeve(非常に短いソデ)や three-quarter sleeve(七分丈のソデ)と併記する形で「no sleeve」という表現が用いられている実例があります。

this is cap sleeve and this is a three-quarter sleeve and this is no sleeve,

―― Outfitting Hasidic Women With Stylish, Yet Modest, Fashions – The New York Times, March 21, 2016

当該の例が、「××-sleeve」という形で揃えた結果と解釈するにしても、ソレ以外の見方を取るにしても、英語圏で no sleeve という表現が敢えて使われる事例が少なくとも皆無ではないということは実証されているわけです。

でも基本的にはやっぱり sleeveless と表現することをお薦めします。


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