「補う」は英語で何と言えばよい?
みなさん、「補う」という言葉をどのように英語で表現するか知っていますか?この記事では、いくつかの英語訳とその使い分けについて解説します。ぜひ参考にしてください。
「補う」の英語訳① complement
「補う」の英語訳として頻繁に使われるのが「complement」です。この「complement」には、何かを完全にするために追加するというニュアンスがあります。例えば、料理の味を補うためにスパイスを加えるといった場面で使われます。
それでは例文を見てみましょう。
「補う」の英語訳② supplement
「supplement」も「補う」として使うことができます。ただし、「complement」が何かを完全にするための追加という意味であるのに対して、「supplement」は不足を補うために追加するというニュアンスがあります。たとえば、栄養補助食品(サプリメント)を摂るといった場面で使われます。
「補う」の英語訳③ make up for
「make up for」は、特に不足や欠点を補うという意味で使われます。例えば、遅刻をしたけれども、その後の努力でそれを補うというようなシチュエーションに適しています。
「補う」の英語訳④ cover
「cover」も「補う」という意味で使われることがあります。特に、誰かの代わりをする、または何かをカバーするというニュアンスがあります。例えば、同僚が休んだときにその仕事を代わりにする場合に使えます。
「補う」の英語訳⑤ offset
「offset」は、特定の影響を相殺するために別の影響を加えるという意味で使われます。たとえば、炭素排出量を補うために植樹を行うといった場面で使用されます。
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
ここで、上記で解説したニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。状況に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。
complement:何かを完全にするために追加する。例:This sauce will complement the dish perfectly.(このソースは料理を完璧に補います。)
supplement:不足を補うために追加する。例:He takes vitamins to supplement his diet.(食事はビタミン剤で補っている。)
make up for:不足や欠点を補う。例:She worked extra hours to make up for her absence.(彼女は欠勤を補うために超過勤務をした。)
cover:誰かの代わりをする。例:Can you cover my shift tomorrow?(明日のシフトを代わってくれる?)
offset:特定の影響を相殺するために別の影響を加える。例:We planted trees to offset our carbon emissions.(私たちは二酸化炭素排出量を相殺するために植樹を行った。)
「補う」を使う際によく用いられる表現
表現① fill in
「fill in」は「補う」という意味の表現です。例文:Could you fill in for me at the meeting?(会議で私の代わりをしてくれませんか?)
表現② top up
「top up」は、特に何かを補充するという意味で使われます。例文:I need to top up my phone credit.(電話のクレジットを補充する必要があります。)
「補う」を使う際に一緒に使われやすい単語
英単語 | 日本語訳 |
---|---|
balance | バランスを取る |
enhance | 強化する |
improve | 改善する |
まとめ
以上のように、「補う」にはさまざまな英語訳があり、それぞれ異なるニュアンスや使い方があります。どのような場面で使うかによって適切な表現を選ぶことが重要です。この記事を参考にして、適切な英語表現を使いこなしてください。