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消極的は英語でどう言う?使い方から使い分けまで例文付きで解説

「消極的」は英語で何と言えばよい?

「消極的」という言葉は、日本語でよく使われる形容詞ですが、英語に訳す際にはその文脈やニュアンスに応じて異なる表現を選ぶ必要があります。ここでは「消極的」の英語訳とその使い分けについて、具体的な例文を交えて解説します。英語での表現の幅を広げたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

「消極的」の英語訳① passive

「消極的」の一般的な英訳として「passive」があります。この単語は、行動を起こさない、主体性がない、または他人の意見や状況に流されやすいというニュアンスを含んでいます。特に、個人の性格や態度を表す際によく用いられます。
例文①:He tends to be passive in meetings.(彼は会議で消極的な傾向がある。)
例文②:A passive approach to the problem won’t help us find a solution.(問題に対する消極的なアプローチは、解決策を見つける助けにはならない。)
例文③:She prefers a passive role in group activities.(彼女はグループ活動において消極的な役割を好む。)

「消極的」の英語訳② unassertive

自己主張が少なく、控えめな態度を指す場合には「unassertive」という表現が適しています。「unassertive」は、自信のなさや積極性の欠如を示す場合に使われます。
例文①:He’s unassertive and rarely shares his opinions.(彼は消極的で、めったに意見を共有しない。)
例文②:An unassertive person might struggle to lead a team.(消極的な人はチームを率いることに苦労するかもしれない。)
例文③:Her unassertive nature sometimes makes her seem indifferent.(彼女の消極的な性質は時々、無関心に見えることがある。)

「消極的」の英語訳③ timid

「timid」は、恥ずかしがりやで自信がなく、新しいことやリスクを避けるような消極的な態度を表す際に用いられます。特に、恐れや不安が原因で消極的な振る舞いをする場合に適しています。
例文①:She was too timid to express her disagreement.(彼女は反対意見を表明するのが消極的すぎた。)
例文②:His timid response to the challenge was unexpected.(彼のその挑戦に対する消極的な反応は予想外だった。)
例文③:A timid approach can sometimes be mistaken for a lack of interest.(消極的なアプローチは時々、興味がないと誤解されることがある。)

「消極的」の英語訳④ reticent

「reticent」は、話すことを避ける、情報をあまり共有しないという意味合いで、「消極的」と訳されることがあります。この単語は、特にコミュニケーションにおいて控えめな態度を示す人に対して使われます。
例文①:He is reticent about his personal life.(彼は個人的な生活について消極的だ。)
例文②:Her reticent behavior in discussions often leaves her ideas unheard.(議論における彼女の消極的な行動は、しばしば彼女のアイデアを聞かれないままにする。)
例文③:Reticent individuals may need encouragement to speak up.(消極的な個人は、発言するための励ましが必要かもしれない。)


それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ

ここで、上記で解説した「消極的」の英語訳のニュアンスや使われる文脈の違いについてまとめます。これにより、状況に応じた適切な英語表現を選ぶ手助けになるでしょう。
passive:一般的な消極性を表す、特に性格や態度に関して使われる。
unassertive:自己主張が少ない、控えめな態度を指す。
timid:恥ずかしがりやで、新しいことやリスクを避ける傾向がある。
reticent:話すことを避ける、情報をあまり共有しない態度を指す。


「消極的」を使う際によく用いられる表現

表現① take a back seat

「take a back seat」は、積極的に関与することを避け、他人に主導権を譲るという意味の表現です。このフレーズは、消極的な態度を表す際にしばしば使われます。
例文:He decided to take a back seat during the negotiations.(彼は交渉中に消極的な立場をとることにした。)

表現② hold back

「hold back」は、自分の意見や感情を抑える、または行動を控えるという意味で、消極的な態度を示す際に用いられる表現です。
例文:She often holds back her thoughts in fear of conflict.(彼女はしばしば、衝突を恐れて自分の考えを抑える。)

表現③ shy away from

「shy away from」は、避ける、敬遠するという意味で、特にリスクや困難な状況から逃れるような消極的な行動を指す際に使われます。
例文:He tends to shy away from taking on new responsibilities.(彼は新しい責任を負うことから消極的になる傾向がある。)

まとめ

この記事では、「消極的」という日本語の概念を英語で表現する際のさまざまな方法とその文脈について詳しく解説しました。言葉一つを取っても、その背後にある意味や感情は多岐にわたり、状況に応じて最も適切な表現を選ぶことが重要です。日常会話やビジネスシーンで「消極的」という概念を英語で表現する必要がある場合、この記事が役立つことでしょう。
また、英語を学ぶ過程で、さまざまな表現を知ることはコミュニケーション能力を高める上で非常に有効です。自分の感情や態度を正確に伝えるためにも、今回紹介した表現を参考にしてみてください。

naga
Weblio編集担当者。
高校時代は英語の偏差値が40台だったが、受験勉強と大学時代の半年の留学でTOEIC870点を取得。以降はほぼほぼNetflixで英語を学習。ストレンジャー・シングスをひたすら繰り返し見ているので、日常会話の語彙がセリフに偏ってるが気にしない。でもやっぱりイギリス英語を話せるようになりたい。



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