「登場人物」を英語で表現する際にはいくつかの選択肢があります。この記事では、それぞれの英語訳とその使い分け、さらには実際の例文を交えて解説します!
登場人物の英訳候補一覧
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目次
「登場人物」の英語訳① character
「character」は、物語や劇などに登場する人物を指します。一般的に使われる表現です。
例文:
A: The main character of the story is very relatable.
(物語の主人公はとても共感できる人物です。)
B: Yes, I found myself rooting for them throughout the story.
(はい、物語を通して応援したくなりました。)
「登場人物」の英語訳② protagonist
「protagonist」は、物語や劇の主人公を指します。特に中心人物を強調する際に使います。
例文:
A: The protagonist of the novel is a young detective.
(その小説の主人公は若い探偵です。)
B: That sounds intriguing! What’s the story about?
(それは面白そうですね!物語の内容は何ですか?)
「登場人物」の英語訳③ antagonist
「antagonist」は、主人公に対立する敵役や反対者を指します。物語の緊張感を高める重要な存在です。
例文:
A: The antagonist in the story is a corrupt politician.
(物語の敵役は腐敗した政治家です。)
B: I love a good story with a complex antagonist.
(複雑な敵役がいる物語は大好きです。)
「登場人物」の英語訳④ supporting character
「supporting character」は、物語を補完する脇役を指します。主人公や主要人物を支える役割を持ちます。
例文:
A: The supporting characters in the movie added depth to the story.
(映画の脇役たちは物語に深みを与えました。)
B: They really helped to bring the protagonist’s journey to life.
(彼らは主人公の旅を本当に生き生きと描きました。)
「登場人物」の英語訳⑤ cast
「cast」は、映画や劇の出演者全体を指します。特定の登場人物ではなく、全体を示す表現です。
例文:
A: The cast of the play was exceptional.
(その劇のキャストは素晴らしかったです。)
B: Each member played their role perfectly.
(各メンバーが完璧に役を演じました。)
それぞれの英語訳のニュアンス・文脈の違いまとめ
それぞれのニュアンスと誤用例
1. Character
適切な使用:
意図: 物語や劇などに登場する人物を指す。
事例: “The character development in the novel is excellent.”
意味: 小説の登場人物の成長が素晴らしいです。
誤用の例:
誤用: 現実の人物を「character」として扱う。
例: 「The character of my friend」を使うと、友達が架空の人物のように聞こえる可能性があります。
2. Protagonist
適切な使用:
意図: 物語や劇の主人公を指す。
事例: “The protagonist faces many challenges.”
意味: 主人公は多くの挑戦に直面します。
誤用の例:
誤用: 物語の中心人物以外を「protagonist」として扱う。
例: 脇役を「The protagonist’s friend」と表現すると、
混乱を招く可能性があります。
3. Antagonist
適切な使用:
意図: 主人公に対立する敵役や反対者を指す。
事例: “The antagonist’s motives are complex.”
意味: 敵役の動機は複雑です。
誤用の例:
誤用: 対立しない人物を「antagonist」として扱う。
例: 中立的な人物を「The antagonist’s advisor」と表現すると、誤解を招く可能性があります。
4. Supporting Character
適切な使用:
意図: 物語を補完する脇役を指す。
事例: “The supporting character provides comic relief.”
意味: 脇役は笑いを提供します。
誤用の例:
誤用: 主要な人物を「supporting character」として扱う。
例: 主人公を「The supporting character」と表現すると、役割が不明瞭になります。
5. Cast
適切な使用:
意図: 映画や劇の出演者全体を指す。
事例: “The cast delivered an outstanding performance.”
意味: キャストは素晴らしい演技をしました。
誤用の例:
誤用: 特定の登場人物を「cast」として扱う。
例: 個々の役者を「The cast member」と表現すると、意味が曖昧になります。
「登場人物」の英語の発音の仕方とカタカナ表記
各単語の発音記号と、それをカタカナでの近似表記を以下に示します。発音記号は、国際音声記号(IPA)に基づいています。
1. Character
- 発音記号: /ˈkærɪktər/
- カタカナ表記: キャラクター
2. Protagonist
- 発音記号: /proʊˈtæɡənɪst/
- カタカナ表記: プロタゴニスト
3. Antagonist
- 発音記号: /ænˈtæɡənɪst/
- カタカナ表記: アンタゴニスト
4. Supporting Character
- 発音記号: /səˈpɔrtɪŋ ˈkærɪktər/
- カタカナ表記: サポーティングキャラクター
5. Cast
- 発音記号: /kæst/
- カタカナ表記: キャスト
「登場人物」を使う際によく用いられる表現
表現① main character
「main character」は「主要な登場人物」という意味の表現です。
A: The main character is a young wizard named Harry.
(主要な登場人物はハリーという若い魔法使いです。)
表現② supporting cast
「supporting cast」は「脇役陣」という意味の表現です。
A: The supporting cast did an amazing job in the movie.
(映画の脇役陣は素晴らしい演技をしました。)
表現③ character development
「character development」は「キャラクターの成長」という意味の表現です。
A: The character development in this series is phenomenal.
(このシリーズのキャラクターの成長は驚異的です。)
表現④ protagonist’s journey
「protagonist’s journey」は「主人公の旅路」という意味の表現です。
A: The protagonist’s journey is full of twists and turns.
(主人公の旅路は波乱万丈です。)
表現⑤ complex antagonist
「complex antagonist」は「複雑な敵役」という意味の表現です。
A: The complex antagonist added depth to the story.
(複雑な敵役が物語に深みを加えました。)
「登場人物」に関連する英単語一覧
- role – 役割
- cast – 出演者
- villain – 悪役
- ensemble – 全員参加のキャスト
- character arc – キャラクターの成長
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