英語・英会話でけっこう目にする「英語スラング表現」50+

英語のスラング (slang)は、英会話を円滑にして相手との距離を縮める秘訣です。スラングは根本的には仲間内で共有される言語表現です。スラングに通じていると、仲間意識にも通じる親近感が育ちやすくなります。積極的に身に着けておくだけの価値は大いにあります。

スラングにも程度の差があります。本格的なスラングは、さすがに見聞きする機会も少なく、使い所も難しい上に限られています。他方、すでに広く普及・浸透して定着しつつある種類のスラングは、カジュアルでこなれた表現としてかなり便利に使えます。

読み分けに注意!基本の意味があるスラング表現

スラングは基本的に隠語めいた性質を持つものですが、一部の語は一般社会に広まって受け入れられ、ほぼ普通の英語表現のように扱われるようになっています。基本的には若者言葉ですが、大人が使っても違和感を感じさせない表現も多々あります。

awesome

基本的な意味:畏敬する
スラングでは:すんごい

awesome は、もはやスラングではなく一般的表現といってよいかもしれません。

awesome は「素晴らしい」「最高だ」という意味合いで用いられるスラング表現です。wonderfulamazing と同様の意味合い、しかも感動や賞賛のニュアンスをいっそう強調する表現として用いられます。

? What do you think of that band?
あのバンド、どう?? It’s awesome! I love it!
最高だよ!大好き!

awesome はもともとは awe (畏れる)+some(させる)で「畏敬の念を催す」といった意味合いの言葉です。中世の聖書などでも用いられている、古く格式のある表現です。

awe を語幹とする形容詞には awful もあります。awful はネガティブな方向に突き抜けたスゴさ・ヒドさを形容するスラングとして用いられることがあります。なお、綴りは e を除くという点に注意しましょう。

cool

基本的な意味:涼しい
スラングでは:カッコいい

cool はスラングとしては great fantastic を代替する表現として使われています。あるいは、計画・企画への賛意を示す( OK の代わり)表現としても使われます。

Did you see her new boyfriend? He looked like a cool guy!
ねえ、彼女の新しいボーイフレンド見た?なんかかっこよかったよ!

cool の本来の意味は「温度が相対的に低い」「涼しい」といったところ。原義の意味合いにも「心地よい程度の(涼しさ)」という肯定的なニュアンスが根底にあります。

in

基本的な意味:内側に
スラングでは:流行っている

in は be動詞を伴って( be in の形で)、流行しているさまを表現します。

What is in at the moment? といえば「いまは何が流行っている?」と問いかけるフレーズになります。流行している物事は in thing とも表現できます。

Leggings and tunics are in.
レギンスとチュニックが流行している

Oxford Dictionaries では 「pastels and light colors are in this year」という文例が掲載されています。これは「 in =流行」とは容易に見抜けなさそうな気配。

in はもともと広範な意味を持つ語です。be in の形の表現も、必ずしも「流行」の意味で用いられているとは限りません。たとえば The results are in. というフレーズは「結果がもう出ています」といった意味合い、The train is in. といえば「列車が到着しています」といった意味合いです。

《be in =スラングで「流行」》と直結させて考えずに、あくまでも数ある (be) in の意味合いのひとつに過ぎないものと考えておきましょう。

sick

基本的な意味:具合が悪い
スラングでは:やばい、イケてる

sick は、もともとは「病気」「具合が悪い」という意味ですが、スラングとしては「素晴らしい」「イケてる」といった意味で用いられます。cool の同義語と捉えてよいでしょう。

I have been to Hawaii, it was sick.
ハワイに行ったことがあってね、最高だったよ

ちなみに日本語で「シックな装い」のように言う場合の「シック」は基本的に sick ではなく chic (上品)の方です。

cool は原義にもポジティブなニュアンスが含まれていますが、sick は原義にはネガティブな意味しかありません。もともと否定的な語彙が賞賛の表現に転用されるという点は、日本語の「ヤバい」あたりに通じるものを感じます。

basic

基本的な意味:基本的
スラングでは:イケてない

basic はスラングとしては人を軽視する意味合いで用いられることのある表現です。地味な根暗な人ではなくて、流行に敏感なんだけどただ流行に追従しているだけで、かえって魅力に欠ける俗物を指します。ファッション誌や音楽のヒットチャートを踏襲して流されているつまらない奴といったニュアンスです。

basic のこうした用法は比較的新しい潮流です。スラングとして定着するかもしれませんが、遠からず廃れていってしまうかもしれません。

trash

基本的な意味:ゴミ
スラングでは:ゴミみたいな奴

trash はゴミくず・がらくた・無価値なものを指す語で、人物を形容して「人間のくず」「くだらない人間」と表現する罵り文句としても用いられます。

trash はもともと不可算名詞で、クズ人間という意味合いの用法も「くだらない人たち」と複数扱いする言い方ができます。

trash と同様「ゴミ」を意味する単語、たとえば garbage なども、比喩的に「くだらないもの」という意味で用いられます。garbage は《くだらない考え》という意味を取ることが多いようです。

cancel

基本的な意味:取り消す
スラングでは:イヤだ(と言う)

cancel は拒否・拒絶の意向を示す際のフレーズとして用いられます。本来の語義は「解消」であり、予定・計画・約束などがすでにある状態で「やっぱり取りやめる」さまを指しますが、スラングの用法では以前から予定や計画があったかどうかは関係なく単なる否定・拒絶を示す意味で用いられます。

? He said that he wanted to go out with you.
彼、あなたとデートしたいってさ
? Cancel.
お断りね

drag

基本的な意味:ひきずる、じゃま者
スラングでは:だるい、面倒、うっとうしい

drag  / dræg / は「引っ張る」「引きずる」といった意味の語です(drug との違いに注意)。名詞では「足手まとい」といった意味合いもあります。スラングでは「面倒くさい」とか「ひどい」とか、いわば「もうサイアク」に近いニュアンスで持ち利あれます。

男性が着用する女モノの華美なドレスも drag といいます。もっぱら、床まで伸びた裾を十二単よろしく引きずって歩むような衣装です。drag を着用したオネエは drag queen と呼ばれます。

live

基本的な意味:生きている
スラングでは:かっこいい、最高だ

live は、もともと「生きている」「活動している」「ライブ演奏の」のようにさまざま意味・ニュアンスで用いられる語ですが、スラングとしては特に「かっこいい」「興奮する」「魅力的」という意味を込めて用いられます。もっぱら形容詞として用いられます。

You know him? I went to his concert, it was live.
彼のこと知ってるでしょ?彼のコンサートに行ったんだけれど、ほんとに最高だった

savage

基本的な意味:獰猛な、野蛮な
スラングでは:かっこいい

savage は、野蛮・獰猛・残酷・未開人という意味を中心とする単語です。スラングとしては人や物をカッコイイとホメる表現として用いられます。

元の意味から、やはり野性的なワイルドなかっこよさを念頭においた表現でしょう。badass とも共通したニュアンスが感じられます。

I watched that terrible movie alone.― That is just savage.
あの恐ろしい映画を独りで観たよ ― そりゃすごい

ちなみに、アメリカのロックバンド・Metallica(メタリカ)が2016年に「Am I Savage?」という曲をリリースしています。

thirsty

基本的な意味:のどが渇いた
スラングでは:欲しくてたまらない

thirsty は「喉が渇いた」さまを形容する表現で、「渇望している」「願ってやまない」という比喩的な意味合いもあります。元々の比喩的な意味合いは、どちらかといえば堅めの叙述表現なのですが、スラングでも同様に「飢えている」「したくてたまらない」といった程度の意味で用いられます。

熱望・渇望・切望のニュアンスの他にも絶望・自暴自棄の意味合いが込められやすい言い方です。

beat

基本的な意味:叩く
スラングでは:疲弊する

beat は、もっぱら be動詞を伴う I am beat. の定型フレーズで用いられ、「とても疲れている」「疲弊している」さまを表現します。

I can not walk any more. I am beat.
これ以上歩けないよ、もう疲れた

スラングの I am beat.  の beat は動詞 beat の過去分詞形あり、これは受動態の表現です。さんざ打ちのめされた、というニュアンスが感じ取れます。

ちなみに、beat の過去分詞形には beat の他に beaten という形もあります。ただし、スラングとしてはもっぱら beat の形が用いられます。

bust

基本的な意味:殴る
スラングでは:逮捕する

bust /bʌst/ は、基本的には「殴る」「壊す」という意味の動詞です。特にスラングとしては「逮捕する」という意味で使われることがあります。スラングの用法は、もっぱら受け身形 busted の形で用いられます。何たってスラングの使い手はタイホされる側なので。

My brother got busted for speeding.
弟がスピード違反で捕まった

名詞としては bust は「バスト」すなわち胸部や胸像を指します。

amp

基本的な意味:増幅している
スラングでは:興奮している

amp も bust と同様もっぱら過去分詞形 amped の形で用いられます。amp は amplify の略(またはamplifier の略)。つまり、「増幅させ(られ)る」といった意味合いが基本です。be動詞を伴って受動態の形を取ります。

amped が示す意味合いは文脈によってさまざまですが、興奮(感情の昂ぶり)を表現する言い方という点がおおむね共通しています。excited を代替する表現と考えるとよいでしょう。

典型的な使い方としては I am amped ! のような言い方があります。これはもっぱら、期待に満ちて興奮しているさま、待ちきれない心持ちになっているさまを表現する言い方です。

I can’t wait to see Mr. Mame. I am amped.
ミスター豆に会うのが待ちきれない、本当に楽しみだ

場面によっては、すっごくイイねという賞賛の表現、あるいは怒り心頭を示す表現としても用いられることがあります。

名詞としての amp は amplifier (オーディオ機器の「アンプ」)の略、あるいは、amphetamine(アンフェタミン)の略として用いられることがあります。(※アンフェタミンは覚醒剤)

chill out

基本的な意味:落ち着く
スラングでは:のんびりする

chill out は、「のんびりする」「まったりする」といった意味合いで用いられるスラング表現です。ほぼ relax  と同様の意味で使われています。

We are just chilling out. Do you want to join us?
ただのんびりしているだけだよ。君もおいでよ?

chill は「冷やす」「冷ます」といった意味合いの語。派生語の形容詞 chilly は「肌寒い」「うすら寒い」といった意味で用いられます。

chill out という句動詞はスラング以外の意味用法がない、いわば純粋なスラングです。

chill out と同じ意味で chillax というスラング表現が使われることもあります。chillax は chill と relax を合わせた造語で、スラングの中でもかなり新しい語です。

hang out

基本的な意味:うろうろする
スラングでは:遊ぶ

hang out は、「ぶらつく」「ウロウロする」「つるむ」あるいは「行きつけの店に出入りする」というような意味合いで、文脈に応じてさまざまな用いられる表現です。その根底にあるニュアンスは「楽しい時間を共にする」という感覚です。

It is great to see you. We must hang out sometime.
お会いできてうれしいです。今度一緒に出かけましょうよ

お出かけに誘うフレーズとしては Will you hang out with me? も定番です。友達にどこか行こうぜと誘う場面から、意中の人をデートに誘う場面まで、幅広い誘い文句として使えます。もちろん気さくに会話できる間柄に限りますが。

hang out は、スラングでない用法に「身を乗り出す」という意味もあります。

daddy

基本的な意味:父親
スラングでは:魅力的な男性

元の意味は「お父さん」です。スラングでは、「性的に魅力的な男性」を意味します。

mom

基本的な意味:母親
スラングでは:憧れの女性

元の意味は「お母さん」です。スラングでは、憧れの「女性セレブ」や「女性アイコン」を指します。

squad

基本的な意味:軍の分隊
スラングでは:仲良しグループ

元の意味は、軍における小規模な部隊です。仕事を協力して進めるチームという意味で用いられる場合もあります。

スラングでは「仲良しグループ」という意味で用いられることがあります。女の子が好んで使うスラングです。SNSに友人同士の写真をあげるときに、ハッシュタグに squad と書かれているのを頻繁に見かけるでしょう。

いずれの意味にしても、強い絆・つながりのニュアンスが感じられます。

babe

基本的な意味:赤ちゃん
スラングでは:いいオンナ

babe は、元々は赤ん坊を指す表現ですが、スラングとしては魅力的な異性、とりわけ若くて性的魅力あふれる女の子を指す言い方として用いられます。

スラングとしての babe は、多分に卑俗なニュアンスを含みます。褒め言葉といえなくもありませんが、本人が耳にしたら気分を害する可能性が濃厚です。

なお、「赤ちゃん」という意味では baby の方が一般的で、babe はどちらかというと文語的な、「赤子」に近いニュアンスの表現です。

slay

基本的な意味:殺害する
スラングでは:マジでスゴい

slay の元の意味は「生き物を(暴力的な方法で)殺害する」といったところです。

スラングでは slay は「素晴らしいことをする」、あるいは、「人を抱腹絶倒の渦に巻き込む」という意味で用いられることがあります。死ぬると形容できるほど圧倒されたニュアンスを感じさせる表現です。

Haahhhaa you slay me!
wwwwww 笑い死ぬww

ちなみに、slay の過去形は slew 、過去分詞は slain です。でも両方 slayed でも表現できます。

blast

基本的な意味:爆発
スラングでは:パーティー

blast はもともとは「突風」や「爆発」を意味する語。スラングとしては、「パーティー」や「賑やかな催し」を意味します。

blast の語そのものに「盛況」の意味合いが含まれるため、「楽しかったよ!」とか「大盛況間違いなし!」というニュアンスを伝えるにはうってつけの表現です。

have a blast は「楽しんでね!」という呼びかけの定番フレーズです。have fun と同じく、誕生日カードなどでも使えるフレーズです。

Happy birthday! Have a blast on your special day.
お誕生日おめでとう!特別な日を思い切り楽しんでね

wheels

基本的な意味:車輪(ホイール)
スラングでは:愛車

wheels は、もともとの意味は車やバイクの車輪です。スラングとしては車そのものを指す表現として用いられます。とりわけ自分が乗っている車、愛車、という意味で使われています。

I do not have my wheels for three weeks.
3週間クルマがなくてね

wheel はハンドル(steering wheel)の意味でも用いられます(ただし、もっぱら単数形で定冠詞つきの the wheel の形を取ります)が、スラングで「車」という意味で用いる場合、必ず複数形で wheels と表現します。ここからハンドルではなく車輪が念頭に置かれている表現と推察できます。

日本語で移動手段を「アシ」という感覚と通じるところがありそうです。

shade

基本的な意味:影
スラングでは:人をからかうこと

元の意味は「影」です。スラングでは、「誰かをからかうこと」を意味します。

puppy

基本的な意味:子犬
スラングでは:魅力的な男性

元の意味は「子犬」です。スラングでは、「魅力的な男性」、その中でも無邪気な顔をした男性を指して使います。

geek

基本的な意味:サーカスの見世物師
スラングでは:変人・オタク

geek は、変人、変態、ダサい人、社会不適合者っぽい人、といった意味で用いられるスラングです。主に男性に対して使われます。

ある種の修飾語句を伴って用いられる場合、その分野に関する「ものすごいオタク気質の人」という意味合いで用いられることもあります。たとえば computer geek (コンピュータおたく)など。いずれにしても人を悪しざまに言う表現なので、使用場面には注意しましょう。

He seems like a geek. He spends all his time in the computer room.
あの人はちょっと変人みたい、ほとんどの時間ずっとコンピュータールームにいる

looker

基本的な意味:見物者
スラングでは:キレイな人

looker は、容貌の美しい人、キレイな人、という意味で用いられるスラングです。性別を問わず用いられますが、やはり魅力的な容貌の若い女性に対して用いられることの方が多いようです。

She is a real looker, but just not my type.
彼女はとても素敵だけれど、ただ自分の好みじゃないんだ

原義はもちろん「見る人」「見物者」といったところです。

loser

基本的な意味:敗者
スラングでは:負け犬

loser は、文字通り「負けた人」「敗者」という意味。原義は試合などで敗北を喫した側を指す語しますが、スラングとしてはさらに意味を広げて「負け犬」「負け組」「人生の敗者」「ほんとうにダメな奴」「臆病者」という意味合いで用いられます。

She turns into a real loser after breaking up with him.
彼と別れてから、彼女本当にダメになっちゃった

no chill

基本的な意味:寒くない
スラングでは:間抜けなことをする人

元の意味は「寒くない」です。スラングでは、「全くもって馬鹿で間抜けなことをする人」を指します。

epic fail

基本的な意味:けた外れの
スラングでは:大失敗

epic は「大失敗」、「最悪の失態」という意味のスラングです。「失敗してしまった」と大袈裟に(冗談めかして)表現する場面で使われます。

epic は「桁外れの」、fail は「失敗」という意味の語なので、字面通りに解釈できる表現ではあります。

Our team lost the game. It is an epic fail.
うちらは負けたよ、とんでもない失態だ

rip off

基本的な意味:奪い取る
スラングでは:ぼったくる

rip off は、「ぼったくる」という意味のスラングです。

That is such a rip off. This is worth only one third of that!
そりゃぼったくりだよ。これは3分の1の価値しかないよ

ripped

基本的な意味:破けた
スラングでは:筋肉もりもりの

ripped は、見事に鍛え上げられた肉体(を持つ人)を形容する言い方です。筋肉モリモリ・筋骨隆々といったニュアンスで、特にマッチョな男性について用いられます。

You are so ripped! What is your secret? Tell me!
いい身体してるね!何が秘訣なの?教えてよ!

ripped は rip の過去分詞形で、原義としては「引き裂かれた」という意味をとります。

hooked on

基本的な意味:引っかかる
スラングでは:やみつき

hooked on は、もっぱら be hooked on something の形で用いられ、それが好きすぎて中毒のようになっている、いわばやみつきになっているさまを表現するスラングです。

He’s hooked on Anime.
あいつは日本のアニメ作品にどっぷりハマっている

麻薬中毒(ヤクにハマっている)という意味もあります。なおもともとの(スラングでない)意味合いとしては、ツメのようなものに「引っかかる」という意味があります。

crush

基本的な意味:押しつぶす
スラングでは:恋に落ちる

crush には、恋に落ちたことを意味するスラング的用法があります。

I have a crush on. の形で、とっても魅力的な異性に出会って恋に落ちた、その方と友達以上の関係になりたい、という思いが表現できます。

I have the biggest crush on her.
彼女にぞっこん惚れた

dump

基本的な意味:破棄する
スラングでは:恋人と別れる

dump恋人と別れることを指すスラングとして用いられます。dump somebody といえば誰かをフること、be dumped といえば誰かにフられたことを意味します。

He dumped her yesterday, so don’t say his name in front of her.
彼は昨日彼女を振ったの、だから彼女の前で彼の名前は出さないで

keep it

基本的な意味:取っておく
スラングでは:いい(とホメる)

keep it は、直訳すると「それを取っておく」となります。スラングでは、人や物を認める・賞賛するときに使います。

What do you think of these photos?― Keep it.
この写真どう思う?―いいんじゃない

Ace

基本的な意味:トランプやサイコロの1
スラングでは:最高、素晴らしい

Aceは素晴らしいという意味で用いられるスラングです。日本でも活躍している人を「彼はうちのエースだ」と言うように、優秀な人という意味もあります。

He’s an ace at basketball.
彼はバスケットボールが上手だ。

cheesy

基本的な意味:チーズのような
スラングでは:安っぽい、つまらない

cheesyは「安っぽい」「くだらない」という意味のスラングです。

訳語としては「クッサい」あたりがしっくり来そうな気がします。

high-key

基本的な意味:画面が明るい調子
スラングでは:強烈な好意

high-key は、「声に出して言う必要のある何か」を指します。しばしば運動しないで太ってしまった人を指して使ったりします。また、「強烈な好意」も意味します。

High-key don’t want to move from the couch and want french fries.
あの人達ってソファーから動きたがらないでポテトばっかり欲しがるんだよね

low-key は high-key の逆で「表立って言いたくないこと」「秘密にしたいこと」を指します。

また、low-key については、kind of の代わりとして使われることもあります。

I am just low-key with you, sorry.
ごめん、あなたに全然興味がないんだ
I am low-key sad.
何となく悲しい気持ちなんだよね

rachet

基本的な意味:つめ車装置
スラングでは:嫌な人

rachet は、失礼で嫌な人に対して使います。trashy に言い換えることもできます。

She got into a fight again.― Well, she is rachet.
彼女、また喧嘩したそうよ―まあ、彼女はどうしようもないね

catfish

基本的な意味:なまず
スラングでは:ネカマ行為

元々は魚類のナマズ(アメリカナマズ)を指す語ですが、これはウェブ上のソーシャルサービス等において別人のように振る舞う行為、および、そのように別人を装っている人を指すスラングでもあります。

たとえば、プロフ画像は若くて超ハンサムな美青年だけど、これはネット上で拾ってきた他人の肖像に過ぎなくて、中の人はおっさんだったり。あるいは、女の子らしい可憐な言動で愛嬌を振りまいているけど、中の人はおっさんだったり。

ちなみに、アメリカナマズは食欲旺盛ということもあって「釣りやすい」魚だそうです。

woke

主な意味:知っている、関心を持っている

woke は、「起きる」を意味する wake の過去形・過去分詞です。スラングとして使われるときには、現在のイベントや文化的な問題に対して知っている・分かっていることを表します。

stay woke」 というフレーズで頻繁に使われます。「もっと注目してて」「関心を持ち続けて」と訳せます。


初見殺しの省略スラング表現

dis

主な意味:ディスる

dis は意味・用法ともに日本語の「ディスる」に通じる言い方です。多くの場合、動詞として扱われ、dissing の形で用いられます。

dis の直接の由来は disrespect (無礼・失礼)の略とされています。dis‐ そのものが接頭辞として反対・否定・ないがしろにするといった意味合いを持ちます。

hella

主な意味:めっちゃ

hella は、「とても」「非常に」というように、何かを強調する際に使われる単語です。reallyvery と同様の意味があります。

hella は「hell of a ~」を短縮して発音が詰まった言い方に由来するようです。日本語の「超」あるいは「めっちゃ」あたりに通じるニュアンスがありそうです。

It is a hella good song. I bet you like it.
これとっても良い曲だよ。君も気に入ると思う

yas

主な意味:最高!

yas は、「やったー!」「最高!」を意味します。yesyey だけでは物足りないときに使いましょう。yaaaaaaasss のように a や s を連続して繋げて叫んだりもします。

I finally got the job! Yaaaaasss!
ついに仕事ゲット!ウェーーーイ

lit

主な意味:泥酔、めちゃくちゃ良い

lit は、light の過去形・過去分詞形です。スラングとしての用法は「陶酔状態」、つまり、「ものすごく良い」さま、あるいは単に泥酔したさまなどを指す表現です。

Did you see the last night performance?― Yeah, that was lit.
昨晩のパフォーマンス見た?―ああ、もの凄く良かったよ
Last night I was lit, and now I don’t remember anything.
昨晩は泥酔しちゃってさ、何にも覚えていないんだ

fam

主な意味:仲の良い友達

fam は、family(家族)を短縮させたものです。squad は複数名を含む「仲良しグループ」を指す表現ですが、fam は個々の「仲の良い友達」を指します。家族のように信頼している友人に対しても使います。

What’s up fam?
(親友に対して)ねえ、どうしたの?

ちょっと前は buddy が同じ意味の代表的スラング表現でした。

turnt

主な意味:お酒を飲んで盛り上がること

turnt は、クラブやパーティーなどで派手に遊ぶこと、はしゃぐことを表します。turnt up のフレーズで使われることが一般的です。

I’ve never been so turnt in my life!
今までこんなに派手に遊んだことないよ!
We were getting turnt up last night!
昨晩、私達本当に盛り上がったわ!

YOLO

主な意味:思いっきり生きよう

YOLOYou Only Live Once(人生は一度きり)の頭文字をとった言葉(アクロニム)です。何か馬鹿げたことをしたときの言い訳として使われます。

I heard that you broke your leg falling off the roof at the party.― Yeah, but YOLO.
君、パーティーの日に屋根から落ちて脚を折ったって聞いたよ―そうだよ、でも人生一度きりだし

fungry

主な意味:イライラするほど空腹

fungry は、f*cking  hungry を合わせて略した言い方です。ひどく空腹で狂いそうな状況、といったニュアンスが表現できます。

hangry も同様の状況で用いられます。hungry ではなく hangry と綴るのは誤字ではなく(誤字の可能性もありますが)angryhungry を合わせて表現しています。

程度としては hungry  →  hangry → fungry  の順に状況が悪化していくと解釈できるでしょう。

I just couldn’t get enough food, was so fungry.
十分に食えなくて、ハラが減って気が狂いそうになった

mirin

主な意味:自慢する、賞賛する

mirin は、admiring を短縮させた単語です。admiring と同様に「賞賛する」「感服する」を意味します。

Is he your mirin son?
それがあなたの自慢の息子?

dunno

主な意味:知らない

dunno は I  don’t know. を省略した言い方です。wanna (want to)や gonna (going to)と同様、一種の訛りを文字に起こし直した表現といえます。意味は I don’t know. と同じく「知らない」「分からない」。

dunno は文字ベースでやり取りするウェブ上のチャット等でよく使われており、スラングはスラングでもインターネットスラングに区分されることの多い表現です。

Where is he?  ― Dunno.
彼はどこ?―  知らね

sup?

主な意味:最近どう?

sup は what’s up?最近どう?)を略した言い方です。質問フレーズというよりも「よう」程度の挨拶文句のニュアンスを多く含みます。

sup ? も dunno と同じくインターネットスラングとしてよく用いられます。

Sup guys.
おっすおまえら

 


スラングの使いどころを見極めよう

スラングには表だっては用いられない隠語の性質があります。公のあらたまった場では使用を避け、くだけた会話でのみ使うものと心得ましょう。

使用はあえて避けるのも手

スラングをあまりに使い過ぎるのも考えものかもしれません。スラングを使いたがってウズウズしているような話し方は、人によっては「通ぶっている」ようないけ好かない印象と共に受け止められる可能性があります。

スラングは流行り廃りが激しいものです。一世を風靡した表現がそのまま世間に定着するとは限らず、かえって廃れて死語化してしまい、「今どき《ナウなヤング》とか言う人」のような目で見られる可能性も否定できません。これは現地に根ざして暮らしている人でもなければなかなか掴めない感覚です。

スラングの流動性を念頭に置いておく

スラングは用いる集団によってニュアンスが違ってくるものであり、使われていくうちに急速に意味・ニュアンスを変えていくものです。

よほど市民権を得て確立された表現や、使いどころの限られた表現、あるいは発祥が特定できる表現などでない限り、スラングの意味は到底ひとつに限定できるものではありません。

ポジティブな意味があるかと思えば、ネガティブな意味もあったり、はたまたエッチな行為を指す隠語でもあったり、という場合はザラにあります。

スラングは本質的には「辞書を引いて意味を調べられる」ものではなく、「原義」と「文化」と「雰囲気」による総合的な判断が求められるものです。原義から類推してスラングの意味が察せるようになったら、英語の知識と言語感覚はいよいよ本物といえるかもしれません。






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