日本語で「お茶」といえば緑茶を指しますが、英語圏では単に tea といえばふつうは紅茶を指します。飛行機内で飲み物はいかが?とやり取りする場合など、単に「Tea please.」とだけ伝えたりすると、不本意な種類のお茶がやって来る可能性も。「《茶》は総称」という意識は意外と大事かもしれません。
tea ≓ black tea
「紅茶」を明確に指定する英語表現は「black tea」です。英語圏ではお茶の種類といえば紅茶が最も一般的であり、日常生活では単に「tea」といえばおおむね紅茶を指すものと理解されます。
※ Oxford Dictionarys 「black tea」の記述によれば、紅茶は 《Tea of the most usual type》。
国際線の飛行機内で、キャビンアテンダントに食後などに「Tea or coffee ?」と尋ねられた場合、基本的には「tea」が紅茶を指すと考えて良いでしょう。
とはいえ、飛行機では飲み物の種類もたくさん揃えられています。便にもよりますが緑茶やウーロン茶などが用意されている場合もあります。
緑茶は「green tea」、烏龍茶は「oolong tea」。希望の飲み物が用意されているかどうか、はじめに聞いてみるとよいでしょう。
Do you have green tea ?
緑茶はあるでしょうか
Tea, please.
お飲み物は? と尋ねられて「お茶をお願いします」のように返答する場合は、シンプルに「(飲み物)、プリーズ。」とだけ言えば十分に意図が伝わります。
さらに can や would などの語を使って婉曲的に表現できると、丁寧で紳士的な言い方ができます。
Can I have black tea ?
紅茶をいただけますか
I’d like green tea.
緑茶をお願いします