「性格」や「人となり」を英語で意味する単語の違いと使い分け方

英語で性格人柄人となりといった意味の単語は、 personalitycharacter、および characteristic などが挙げられます。類義語ではありますが、それぞれ微妙な意味・ニュアンスの違いがあります。

類義語は対比しつつ把握する覚え方が効率的です。まとめて覚えてしまいましょう。


→英語で表現する「特徴」のニュアンス別表現と意味の違いと使い分け方

ニュアンス差から見る各語の意味

personality は「対人関係における個人のあり方」

personality には、行動や立ち居振る舞いに見られる思考や感情のありかた・傾向といった意味合いがあります。person から派生した語であり、特に人の性格・人となりを指す語です。

訳語としては主に「性格」や「個性」などの語が充てられますが、「人格」がしっくり来る場合も多々あります。

Her dress suited her sunny personality.
彼女のドレスは明るい性格の彼女によく似合っていた
Her hand-writing reveals her personality clearly.
彼女の筆跡には彼女の性格がよくあらわれている

characterは「性格・気質・倫理的品格」

character は他者との明確な違いとなる、区別する際の手がかりとなる特徴を指す語です。必ずしも個人について用いられるとは限らず、「国民性」や、非生物の特徴・特質を指す場合にも用いられます。

One of my friends is a man of weak character.
わたしの友達の一人はぐにゃぐにゃした性格です
Some people said that the riots had something to do with the national character.
暴動は国民性と関係があったという人もいた

characteristic は「典型的な特徴的な部分」

characteristic  は character の形容詞形であると同時に、名詞で「特徴」といった意味で用いる用法もあります。character よりも際立った、突出した違いを指すことが多く、「特性」や「特色」といった訳語が合います。

What are the characteristics of a great teacher ?
よい教師の条件とは何だろうか
Children tend to display characteristic of either of his or her parents.
子供には両親の特徴があらわれやすい

どんな性格かを述べる際に「性格」の語は登場しない

「お優しいですね」とか「あの人はいつも明るい」とか言うように、性格や人となりを具体的に述べる場合は、personality や character といった語は特に用いません。

That’s kind of you.(優しいですね)、あるいは You are so kind. (あなたは優しい)というように、人を形容する言い方が基本です。

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