相手の意向を尊重しつつ控えめに勧めたり、提案したりする切り出し方として「もしよろしければ……」という言い方があります。英語では if (もしも)という仮定の表現を使った言い方が、ほぼ同様のニュアンスで使えます。
ただし、日本語の「もしよろしければ」は、行動を促したり、許可を求めたりと、いくつかのニュアンスで用いられます。「もしも」の部分は一律 if で表現できるとしても、「よかったら」の部分は場面や趣旨に応じて表現を選ぶ必要があります。
相手の意向を尊重しつつ控えめに勧めたり、提案したりする切り出し方として「もしよろしければ……」という言い方があります。英語では if (もしも)という仮定の表現を使った言い方が、ほぼ同様のニュアンスで使えます。
ただし、日本語の「もしよろしければ」は、行動を促したり、許可を求めたりと、いくつかのニュアンスで用いられます。「もしも」の部分は一律 if で表現できるとしても、「よかったら」の部分は場面や趣旨に応じて表現を選ぶ必要があります。
勉強や仕事などでやる気や意気込みを見せたいとき。そんな時に「頑張ります!」というフレーズが使われます。英語表現で「頑張ります!」と言う際には、自分の置かれている状況などによって使われるフレーズが異なります。それぞれ場面に応じて適切なフレーズを使い分けましょう。
英語の助動詞 will は、未来、意思、推測といった幅広い意味で用いられます。訳語いっこ把握して安泰というわけにはいきません。みっちりと用法・用例を把握しましょう。
英語の助動詞「will」はさまざまな場面で用いられる重要な単語です。その意味・用法はかなり幅広く、意味合いも文脈によってガラッと変わります。
言葉には、表面的な意味の内奥に、「コアイメージ」とでも呼ぶべき抽象的で多分に曖昧な意味合いがあります。英語の助動詞は、この抽象的なコアイメージの把握が欠かせません。
will =「~だろう」「~つもりだ」のように訳語を覚えるだけでは到底、will が示す本当の意味にはたどり着けません。ホンモノの英語の言語感覚を得るために、もう一歩踏み込んでみましょう。
プリンは英語で pudding といいます。発音は /pʊdɪŋ/ で「プーディング」に近い言い方です。
日本語でプリンというと、もっぱらカスタードにカラメルソースをかけたもの(いわゆるカスタードプリン)を指しますが、英語の pudding はもっと幅広い料理を指す言い方であるという点に注意しましょう。
英語では救急車を ambulance と言います。消防車は fire truck または fire engine といいます。
日本では、救急車も消防車も「119番」で要請できますが、米国では「911番」で繋がります。緊急時に備えて憶えておきましょう。
日本語はご存知のように、カタカナ、タタタタ、という音の構造、つまり子音と母音がセットになって一つの文字になっている言葉です。例えば、カ、という文字一つの中には発音記号でいうと[k] [a]という音が含まれていて、さも一つの音でできているかのように発音されています。このような音の組み合わせの単位を1モーラといいます。
皆さんが、「発音」という言葉を耳にすると、おそらくほとんどの日本人の英語学習者は、少しドキッとするのではないかと思います。「発音」なんてどうでもいいから英会話ができるようにしてください、という方が、30年前にはほとんどだったのですが、そのころからこれまでに、数千人におよぶ発音指導と英会話の指導をさせていただきました。
最近では、かなり皆さんの認識も変わってきていて、「通じる英語」のためには「発音」にも気を付けなくてはいけない、と感じる方がとても増えてこられたことを大変喜ばしく思っています。
でも、まだまだ敷居が高いと思っておられる方のために、ひとつだけ、お話ししましょう。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」という日本語表現は、しばしば字面の意味と発言の趣旨(ニュアンス)に温度差が生じます。その意味で、なかなか英語で表現しにくいフレーズです。
日本語の「ご迷惑をおかけして~」を、深刻なお詫びの意味を込めて用いるのか、あるいは軽いねぎらい程度の意味で用いるのか。場面を見極めて、場面に合った適切な英語表現に置き換えて表現しましょう。
パジャマは就寝時に着用するゆったりとした服の呼び名です。英語では pajamas もしくは pyjamas のように表記します。pajamas は pajama の複数形ですが、パジャマは常に複数扱いで pajamas と表現されます。
日本語で「足を引っ張る」といえば、他人の邪魔をして成功・収穫を妨げることを指します。英語には「pull one’s leg」という言い回しがあり、文字通りに捉えれば「足を引っ張る」と訳せるところですが、日本語の慣用表現とは含意が全く異なります。
イギリス発祥の英語のことわざに Strike while the iron is hot. という言葉があります。そのまま訳せば「鉄は熱いうちに打て」。この日本語のことわざは、西欧から伝わったものと考えられるわけです。
ただし日本語の「鉄は熱いうちに打て」と、英語の Strike ~ は、含蓄が多少異なります。鉄は熱して鍛えるものという認識は普遍的な知恵でしょうし、一概に英語由来のことわざとは断定しきれない部分もあります。
サラリーマン(salaryman)は《和製英語》です。とはいえ英語圏では全く理解されない、というわけでもありません。かと言って通じるとも言い切れません。その辺わりと微妙な語彙です。
salaryman に相手が理解を示したとしても、語弊がないとも限りませんし、あらためて「伝わる言い方」を考えてみましょう。
一期一会は茶道の精神に由来する言葉です。この人にまた出会えるどうかなんて分からない、これが最初で最後かもしれない、そのような心構えで接したいものです。
一期一会は日本で生まれた言葉であり、直接に対応する英語のことわざ・格言・慣用句があるわけではありませんが、同じ趣旨を表現することはもちろんできます。たとえば One time, one meeting 。
日本の銭湯に相当する「公衆浴場」は、英語では public bath あるいは bathhouse のように表現します。最近ではリラクゼーションを提供する複合施設の業態が増え、spa と呼ばれることの方が多いかもしれません。
温泉は英語では hot spring といいます。必ずしも入浴を想定したものを指すとは限らず、入浴なんて到底できない高温の熱湯が湧出する危険スポットも含みます。
特に日本文化としての銭湯を紹介する場面では、Onsen と表現した方がうまく伝わることもあるでしょう。
花粉症は英語では hay fever あるいは pollen allergy と表現されます。I have a pollen allergy. のように言えば、「私は花粉症持ちでして」という趣旨が表現できます。
日本ではスギ花粉に花粉症を誘発される人が多く、花粉症の季節といえばスギ花粉の舞う春先です。海外ではスギ花粉が主流とは限らず、たとえばブタクサなどによる花粉症なども多いようです。
花粉症は日本人の悩みの種。春先には多くの人の目鼻が大変なことになります。どうしたの?風邪ひいた?と訊ねられることがあれば、ううん花粉症なんだよと答えてあげましょう。
観覧車は、遊園地や観光名所などに設けられる遊覧施設。大きな車輪のような形状を特徴とする華やかな遊具です。
英語では、開発者の名にちなんで Ferris wheel と呼ぶ言い方が一般的です。
英単語の語源をたどると、聞いたことのある国名や地名が由来となっているものが見つかります。なるほどね~と納得できるものもあれば、意外な歴史を背景に持つものもあります。
日本語にもカステラ、ウィンナーソーセージ、メリケン粉、種子島(火縄銃)など沢山の例があります。ジャガイモやサツマイモも地名由来です。また「唐」「漢」が頭に付く語はだいたい大陸由来だったりします。
よくあること、ままあること、珍しいこと、めったにないこと。物事の起こる頻度を表現する英語も、ありがちさの度合いによって言い分けられます。
常態・日常茶飯事から古今未曾有の珍事まで、大まかに段階を分けて表現できるようになっておくと、経験・経歴・趣味なんかの話題でも意外と重宝します。
言葉の力は偉大なものです。前向きで力強い言葉は心を勇気づけてくれます。英語でも「大丈夫だよ」「きっとうまくいくよ」といった力強く前向きな言葉を言えるようになりましょう。