「罰ゲーム」は意外にも日本特有の概念という性格が色濃く、英語圏の文化にはほぼ「ない」といえる考え方です。「罰→ penalty 」、のような直訳は、誤解を招かないように注意が必要です。文脈に気をつければ ~ as a penalty のような表現が通じる期待は持てます。
余興としての罰ゲームという考え方がそもそも英語圏にはないので、はじめに罰ゲームの概念やルールそのものを説明・紹介した上で、「the Batsu-game」と固有名詞的に扱うような方法が、いちばん無難といえば無難です。
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「罰ゲーム」は意外にも日本特有の概念という性格が色濃く、英語圏の文化にはほぼ「ない」といえる考え方です。「罰→ penalty 」、のような直訳は、誤解を招かないように注意が必要です。文脈に気をつければ ~ as a penalty のような表現が通じる期待は持てます。
余興としての罰ゲームという考え方がそもそも英語圏にはないので、はじめに罰ゲームの概念やルールそのものを説明・紹介した上で、「the Batsu-game」と固有名詞的に扱うような方法が、いちばん無難といえば無難です。
英語には、日本語の「マヨラー」のように、「マヨネーズが熱狂的に好きな人」を一意に指し示すような固有の表現は特にありません。強いて言うならば mayo lover が該当するでしょうか。
基本的には、「マヨネーズが大好きな人」「マヨネーズ狂」という風に表現する言い方で、マヨラーの意味合いは充分に表現できます。これはマヨネーズに限らず対象が何にでも使える便利表現。覚えておくといろいろな場面で役立ちます。
英語で「ストレス発散」は de-stress と表現できます。あるいは、「ストレスを発散する」というように他動詞を使って表現すると、もっと平易な語彙で表現できます。
他動詞を使って表現する場合は、「発散」を他の表現に言い換えて考えてみましょう。ストレスを緩和するのか、放出するのか、根絶するのか、という風に捉え直すことで、基礎的な動詞も無難に使えることに気づけます。
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日本語の「スキルアップ」や「コストダウン」といった《名詞+アップ(ダウン)》型の言い回しは、基本的に和製英語と考えましょう。英語で表現する場合には動詞をちゃんと選ぶ必要があります。
count down(カウントダウン)のように、英語でも同じ言い方ができる例もあります。ただし、これは動詞 count に副詞 down を加えた「句動詞」であり、あくまでも動詞として用いるという点に注意が必要です。
「~アップ」「~ダウン」系の言い回しに対応する英語表現には、ある程度の傾向・共通性も見いだせます。一通り並べてまとめて把握してしまいましょう。
乗り越えるには骨が折れる、そんな障壁が立ちはだかっているさまを「ハードルが高い」と表現する言い方があります。この比喩的な言い回しは英語にもあり、大体同じように使えます。
もともとハードル(hurdle)は「障害(物)」を意味する語。英語では、high(高い)よりも big(でかい)と形容する方が一般的です。
また、「これは難しい」という意味合いで「ハードルが高い」と叙述する場合は、率直に「難しい」と表現した方が色々と楽です。
日本の定番料理コロッケは、西洋料理のクロケット(croquette)を日本風に改良して発展して別モノと化した料理、すなわち「洋食」です。日本的コロッケを海外に紹介する場面では、croquette の語を用いて表現する言い方もありますが、いっそ Korokke と固有名詞的に表現した方がよい場合も多々あります。
生ハムは、一般的なハムの製法の一部工程を除いて作られるハムの総称です。基本的には茹でて加熱する工程が除かれます。加熱しないということで「生」と形容されているのでしょう。
普通のハムは豚肉の塩漬けを燻製にして、さらに茹でる工程を経ます。生ハムは茹でる(加熱)処理を経ません。モノによっては燻製にもしません。
生= raw という辞書的な対応付けから推定して「生ハム → raw ham でイイんじゃないの」とする考え方は、どうも微妙なようです。 続きを読む
歌手やバンドが生演奏を披露するイベントを、日本語では「ライブ」と表現しますが、英語では音楽ジャンルにかかわらず concert (コンサート)と表現して通じます。ちょっと小洒落た表現としては gig という言い方もあります。
プリンは英語で pudding といいます。発音は /pʊdɪŋ/ で「プーディング」に近い言い方です。
日本語でプリンというと、もっぱらカスタードにカラメルソースをかけたもの(いわゆるカスタードプリン)を指しますが、英語の pudding はもっと幅広い料理を指す言い方であるという点に注意しましょう。
パジャマは就寝時に着用するゆったりとした服の呼び名です。英語では pajamas もしくは pyjamas のように表記します。pajamas は pajama の複数形ですが、パジャマは常に複数扱いで pajamas と表現されます。
サラリーマン(salaryman)は《和製英語》です。とはいえ英語圏では全く理解されない、というわけでもありません。かと言って通じるとも言い切れません。その辺わりと微妙な語彙です。
salaryman に相手が理解を示したとしても、語弊がないとも限りませんし、あらためて「伝わる言い方」を考えてみましょう。
日本語表現に「アバウトな~」と形容する言い方があります。英語の about から転用された表現です。「アバウトな性格」とか「アバウトな計画」とか。おおむね「大まかな」「おおざっぱな」という意味合いです。
日本語表現としての「アバウト」は、国語辞書にも記載されているれっきとした語ではありますが、同時に、英語の about の本来の意味・用法とはだいぶ違います。
英語では rough、broad、 sloppy などの語で表現できます。意味・ニュアンスに応じて使い分けましょう。