昨今「インスタ映え」という語が世間に浸透してきています。英語には instagrammable という言い方があり、日本語の「インスタ映え」にほぼ対応する意味で用いられています。
instagrammable は万人に通じる語彙とは言いにくい側面もあります。より一般的で無難に趣旨が伝わる表現として photogenic(写真うつりがいい・映える)という言い方もあるので、併せて身につけてしまいましょう。
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【まとめ】カタカナ英語の記事一覧 |
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昨今「インスタ映え」という語が世間に浸透してきています。英語には instagrammable という言い方があり、日本語の「インスタ映え」にほぼ対応する意味で用いられています。
instagrammable は万人に通じる語彙とは言いにくい側面もあります。より一般的で無難に趣旨が伝わる表現として photogenic(写真うつりがいい・映える)という言い方もあるので、併せて身につけてしまいましょう。
「糖質制限ダイエット」は、英語では low-carb diet のような表現が一般的に使われています。carb は carbohydrate(糖質・炭水化物)の略です。
学術誌などでは carbohydrate restricted diet という英語表現がよく用いられています。もっぱら食餌療法について論述するような文脈で用いられるお堅い英語表現です。
教育機関などでは carb restricted diet という英語表現が用いられている場合があります。low-carb diet ほどくだけ過ぎず、carbohydrate restricted diet ほどカタくもなり過ぎない、中間的なニュアンスといえそうです。
夏場に就業時間などを1時間ばかり前倒しに設定する「サマータイム」は、アメリカ英語では Daylight Saving Time 、略して DST と表現するのが普通です。
とはいえ「サマータイム」も別に和製英語というわけではなく、イギリス英語ではサマータイム=DST を summer time といいます。
「日帰りバスツアー」は「日帰り」と「バスツアー」に分割してそれぞれ英語で考えると上手い表現が見つかります。「日帰り」は、one-day あるいは a day のような言い方で表現できます。「バスツアー」は英語でもそのまま bus tour と表現してしまえます。
いわゆる「市民プール」を英語で表現する場合、「市民」という語にこだわりすぎず、あくまでも意味を汲んで適切な表現を探す考え方が重要です。
あえて「市営のプール」とか「公共のプール」という風に明示する必要もないなら、いっそ単に pool とだけ言ってしまってもよいでしょう。「 pool か、それとも swimming pool か」と検討する方が英語的な考え方かもしれません。
映画などの「実写」「実写版」は、英語では一般的に live action(ライブアクション)と表現されます。英語では「実写」というよりは「生身の人間が演じる」という捉え方であることが窺えます。
個々の具体的な作品を挙げつつ「~の実写版」と表現する場合、いくつかの英語表現で対応させられます。基本的にどの表現も平易な英語で表現できます。
「お見合いパーティー」を英語で表現するとすれば、
matchmaking party か、あるいは singles party などの表現が、おおむね妥当といえそうです。
日本の「お見合いパーティー」は、西欧にとっては馴染みの薄い催しです。話題にする場合は多少の言葉を費やして補足説明する必要もありそうです。
「地下アイドル」という表現は日本独特の言い方です。直接対応する英語表現は特にありません。so-called underground idols (いわゆる地下アイドル)と表現する手もアリといえばアリですが、補足説明が必要でしょう。
マンガやアニメの界隈では「日常系」というジャンル区分がしばしば用いられますが、この「日常系」は英語では slice of life と呼ばれています。「日常系アニメ」なら slice-of-life anime と表現できます。
日常系は、おおむね平凡な日常、その中で起こる普通の出来事を抜き出して淡々と描くような作品ジャンルです。slice of life(人生の1コマ)という表現は中々に言い得て妙といえるでしょう。
スマホで撮影した写真画像をカンタンに編集できる「画像加工アプリ」、これを指す英語表現は photo-editing app(s) が一般的です。
他にも photo editor や picture editor 、picture-editing app のような言い方も使えます。モノによっては camera app(カメラアプリ)と表現してもよいでしょう。
5月初頭の大型連休を GW(ゴールデンウィーク)といいますが、これは和製英語です。英語で表現するなら vacation や holidays のような語で端的に「休暇」と述べた方がスンナリ伝わるでしょう。
今日は《祝日》といいたい場面なら holiday、今日は《仕事が休み》といいたい場面なら day off という表現がピッタリはまります。土日を挟んだ3連休なんかは 3-day weekend とも表現できます。
いわゆる「夏フェス」に定訳といえる英語表現は特にありません。とはいえ a summer music festival とでも言っとけばまず間違いありません。つまり「夏の音楽フェスティバル(音楽祭)」と表現するわけです。
屋外で、郊外の広大な土地で催されるイベントを念頭に置くなら、an outdoor concert (野外フェス)と表現した方がうまく伝わるかもしれません。夏季イベントとは断定しない(冬場開催もありえる)表現にはなりますが、日本語の「夏フェス」が持つ独特の高揚感は表現できます。
JR東日本の Suica あるいは PASMO や JR西日本の ICOCA に代表される「ICカード型乗車券」は、英語では prepaid transportation cards のように表現できます。「プリペイド式交通カード」と述べるわけです。
場面によっては単に IC card(ICカード)というだけでも十分に何のことか伝わるでしょう。 train cards のような言い方で通じる可能性も十分にあります。文脈次第では electronic tickets のような言い方がバッチリ趣旨を汲んだ表現にもなり得ます。
「鳥人間コンテスト」は読売テレビ主催の人気イベント、英語では the Japan International Birdman Rally といいます。
「鳥人間コンテスト」と同じ趣旨のイベントは海外にもいくつかあります。これらを総称する言い方(一般的呼称)としては Birdman Rally が挙げられます。これは「鳥人間コンテスト」の略称としても適当でしょう。
日本語でいう「飯テロ」は英語では food porn(フードポルノ)と表現できます。本能的な欲をかき立てる系のニュアンスを感じさせます。文脈によっては foodie と表現できる場面もありそうです。
ポルノ(ポルノグラフィ)は、基本的には、ロコツに性的なアレな写真や映像を指す語です。性欲をかき立てる、という感じもありますが、「人間が本能的に求める根源的な欲求に訴えかける」という風に捉えてもよさそうです。
いわゆる「コスプレ」は英語でも日本語そのまま cosplay の呼び名が一般的です。和製英語が逆輸入の形で定着した格好です。Pokémon と同列の固有名と捉えた方が納得しやすいでしょう。
コスプレは日本のサブカルチャーの文脈の一部として世界に知られるようになり、今では世界中でイベントが催されるほど親しまれています。ハマる人は熱狂的にハマる若者文化、それがコスプレです。
ハーフ(half)は「半分の」という意味で、日本語でもよく用いられますが、英語の half と日本語の「ハーフ」では意味にも用法にも少なからず隔たりがあります。
両親が国際結婚であり、異なる民族の血を引いている、という意味合いは、英語の half にはありません。また、「何の(半分)なのか」という対象・全体を明示せず単独で half と述べる言い方もありません。
英語の half と日本語の「ハーフ」は、同語源ではあるとしても、全く別の語彙である、そう心得て把握し直しましょう。
「罰ゲーム」は意外にも日本特有の概念という性格が色濃く、英語圏の文化にはほぼ「ない」といえる考え方です。「罰→ penalty 」、のような直訳は、誤解を招かないように注意が必要です。文脈に気をつければ ~ as a penalty のような表現が通じる期待は持てます。
余興としての罰ゲームという考え方がそもそも英語圏にはないので、はじめに罰ゲームの概念やルールそのものを説明・紹介した上で、「the Batsu-game」と固有名詞的に扱うような方法が、いちばん無難といえば無難です。
英語には、日本語の「マヨラー」のように、「マヨネーズが熱狂的に好きな人」を一意に指し示すような固有の表現は特にありません。強いて言うならば mayo lover が該当するでしょうか。
基本的には、「マヨネーズが大好きな人」「マヨネーズ狂」という風に表現する言い方で、マヨラーの意味合いは充分に表現できます。これはマヨネーズに限らず対象が何にでも使える便利表現。覚えておくといろいろな場面で役立ちます。