英語でメール(mail)を書く際には、本文の末尾に Sincerely, や Best regards, などの「結びの言葉(concluding remarks)」と「自分の名前」を並べて書き終えましょう。これは手書き文字の手紙(mail)にも電子メール(e-mail)にも適用される作法です。
ここがポイント
- フォーマルな手紙には Sincerely, (敬具)
- ややカジュアルな手紙には Regards, (よろしく)
- 気のおけない親しい関係なら Best wishes, (いい事ありますように)
- もっと親しい人には Love, (愛を込めて)
- 友人との絆を深めるなら Your friend, (友だちだよ)
- 軽い用事の手紙に添えるなら Thank you, (ありがとう)
英文メールの「結びの言葉」は、ほぼ定型化されています。いくつかある定型表現から「フォーマルさの度合い」や「自分と相手との関係」「メールの内容との兼ね合い」などに応じて選ぶだけです。どのような表現パターンがあり、どのような使い分け基準があるのかを、まずは把握しましょう。
ちなみに、英語では現物の手紙を mail といい、電子メールは e-mail と読んで区別します。日本語の「メール」の感覚で電子メールを mail と呼ぶと誤解が生じかねないので注意しましょう。
なお、日本語では、「結びの言葉」は「結語(けつご)」といいます。具体的には、「敬具」「敬白」「草々」「かしこ」などの表現です。完全に定型表現です。手紙の末尾の「時節柄ご自愛下さいませ」「ご多幸をお祈り申し上げます」「以上、よろしくお願い致します」のような「(いわゆる)結びの挨拶」として、結語とは区別されます。
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