日本語表現における「生」、たとえば「生卵」「生魚」「生クリーム」に「生パスタ」のような表現は、英語に訳しにくく注意を要します。日本語の「ナマ」が指す意味合いが、英語的には複数のニュアンスに細分化できるためです。
和英辞書の標準的な解釈では、食べ物の「生」の状態を示す英語は raw が基本です。が、すべての「生なんちゃら」食品が raw で表現できるとは限りません。「生」の意味合いを今一度よく噛んで味わってみましょう。
日本語表現における「生」、たとえば「生卵」「生魚」「生クリーム」に「生パスタ」のような表現は、英語に訳しにくく注意を要します。日本語の「ナマ」が指す意味合いが、英語的には複数のニュアンスに細分化できるためです。
和英辞書の標準的な解釈では、食べ物の「生」の状態を示す英語は raw が基本です。が、すべての「生なんちゃら」食品が raw で表現できるとは限りません。「生」の意味合いを今一度よく噛んで味わってみましょう。
いわゆる生チョコ(生チョコレート)は、しっとり食感・口溶けと濃厚な味わいが魅力のスイーツです。この生チョコ、英語の固定的な訳語が特に見つからない、英語で表現しにくい代物です。
生=raw、という脈絡から「 raw chocolate でイイんじゃないの?」と考えたくもなりますが、raw chocolate は別物を指します。生チョコを正しく表現するには、説明的に述べたり言い方を工夫したりする必要がありそうです。
緊急事態はだしぬけに訪れます。英語で「助けて!」や「誰か警察を!」のような一言をとっさに言えるように、言い方を身につけておきましょう。どのフレーズもシンプルで簡単です。
不意に事件や事故に巻き込まれそうになった瞬間、注意を促したり助けを求めたりできるチャンスは一瞬です。言い方を考え巡らす余裕はありません。頭が真っ白になってうまく考えられなくなる場合もありがちです。意味解釈より先にフレーズだけ憶えておいても損はないでしょう。
2017年1月20日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)が第45代アメリカ大統領に正式に就任しました。式典の中で行われた大統領就任演説(inauguration speech)はとりわけ大きな注目を集めました。
大統領就任演説は、国民に広く語りかける性質のものであり、文章表現は基本的に平易です。特にトランプ氏は語彙も文法も簡単で分かりやすい表現を用いると言われています。
英語表現は初学者にも取っつきやすく、その内容は今後の世界情勢のカギを握る代物です。演説の様子も動画で配信されています。英語の原文に接する題材としては、まさにうってつけです。
2016年11月8日、世界が見守る中アメリカ大統領選挙が実施されました。結果はドナルド・トランプの勝利。ヒラリー・クリントンを退け、トランプ氏が第45代アメリカ合衆国大統領に就任することと相成りました。
ドナルド・トランプが統率するUSAは一体どうなるのか?国際情勢はどう変わるのか?といった見通しについて、各メディアが色々と展開中です。もう少し議論や見解が煮詰まるまで様子をみたいところ。
weblio英会話コラムは過去に何度か、トランプ氏について報じた海外ニュース記事を紹介しました。どういう内容だったか、いっぺん振り返ってみましょう。内容は多少偏っているでしょうけれど、前評判というか色モノ泡沫候補だった頃の世間の見方を振り返る手がかりにはなるでしょう。
相手の意向を尊重しつつ控えめに勧めたり、提案したりする切り出し方として「もしよろしければ……」という言い方があります。英語では if (もしも)という仮定の表現を使った言い方が、ほぼ同様のニュアンスで使えます。
ただし、日本語の「もしよろしければ」は、行動を促したり、許可を求めたりと、いくつかのニュアンスで用いられます。「もしも」の部分は一律 if で表現できるとしても、「よかったら」の部分は場面や趣旨に応じて表現を選ぶ必要があります。
勉強や仕事などでやる気や意気込みを見せたいとき。そんな時に「頑張ります!」というフレーズが使われます。英語表現で「頑張ります!」と言う際には、自分の置かれている状況などによって使われるフレーズが異なります。それぞれ場面に応じて適切なフレーズを使い分けましょう。
英語の助動詞 will は、未来、意思、推測といった幅広い意味で用いられます。訳語いっこ把握して安泰というわけにはいきません。みっちりと用法・用例を把握しましょう。
英語の助動詞「will」はさまざまな場面で用いられる重要な単語です。その意味・用法はかなり幅広く、意味合いも文脈によってガラッと変わります。
言葉には、表面的な意味の内奥に、「コアイメージ」とでも呼ぶべき抽象的で多分に曖昧な意味合いがあります。英語の助動詞は、この抽象的なコアイメージの把握が欠かせません。
will =「~だろう」「~つもりだ」のように訳語を覚えるだけでは到底、will が示す本当の意味にはたどり着けません。ホンモノの英語の言語感覚を得るために、もう一歩踏み込んでみましょう。
プリンは英語で pudding といいます。発音は /pʊdɪŋ/ で「プーディング」に近い言い方です。
日本語でプリンというと、もっぱらカスタードにカラメルソースをかけたもの(いわゆるカスタードプリン)を指しますが、英語の pudding はもっと幅広い料理を指す言い方であるという点に注意しましょう。
英語では救急車を ambulance と言います。消防車は fire truck または fire engine といいます。
日本では、救急車も消防車も「119番」で要請できますが、米国では「911番」で繋がります。緊急時に備えて憶えておきましょう。
日本語はご存知のように、カタカナ、タタタタ、という音の構造、つまり子音と母音がセットになって一つの文字になっている言葉です。例えば、カ、という文字一つの中には発音記号でいうと[k] [a]という音が含まれていて、さも一つの音でできているかのように発音されています。このような音の組み合わせの単位を1モーラといいます。
皆さんが、「発音」という言葉を耳にすると、おそらくほとんどの日本人の英語学習者は、少しドキッとするのではないかと思います。「発音」なんてどうでもいいから英会話ができるようにしてください、という方が、30年前にはほとんどだったのですが、そのころからこれまでに、数千人におよぶ発音指導と英会話の指導をさせていただきました。
最近では、かなり皆さんの認識も変わってきていて、「通じる英語」のためには「発音」にも気を付けなくてはいけない、と感じる方がとても増えてこられたことを大変喜ばしく思っています。
でも、まだまだ敷居が高いと思っておられる方のために、ひとつだけ、お話ししましょう。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」という日本語表現は、しばしば字面の意味と発言の趣旨(ニュアンス)に温度差が生じます。その意味で、なかなか英語で表現しにくいフレーズです。
日本語の「ご迷惑をおかけして~」を、深刻なお詫びの意味を込めて用いるのか、あるいは軽いねぎらい程度の意味で用いるのか。場面を見極めて、場面に合った適切な英語表現に置き換えて表現しましょう。
パジャマは就寝時に着用するゆったりとした服の呼び名です。英語では pajamas もしくは pyjamas のように表記します。pajamas は pajama の複数形ですが、パジャマは常に複数扱いで pajamas と表現されます。
日本語で「足を引っ張る」といえば、他人の邪魔をして成功・収穫を妨げることを指します。英語には「pull one’s leg」という言い回しがあり、文字通りに捉えれば「足を引っ張る」と訳せるところですが、日本語の慣用表現とは含意が全く異なります。
イギリス発祥の英語のことわざに Strike while the iron is hot. という言葉があります。そのまま訳せば「鉄は熱いうちに打て」。この日本語のことわざは、西欧から伝わったものと考えられるわけです。
ただし日本語の「鉄は熱いうちに打て」と、英語の Strike ~ は、含蓄が多少異なります。鉄は熱して鍛えるものという認識は普遍的な知恵でしょうし、一概に英語由来のことわざとは断定しきれない部分もあります。
サラリーマン(salaryman)は《和製英語》です。とはいえ英語圏では全く理解されない、というわけでもありません。かと言って通じるとも言い切れません。その辺わりと微妙な語彙です。
salaryman に相手が理解を示したとしても、語弊がないとも限りませんし、あらためて「伝わる言い方」を考えてみましょう。
一期一会は茶道の精神に由来する言葉です。この人にまた出会えるどうかなんて分からない、これが最初で最後かもしれない、そのような心構えで接したいものです。
一期一会は日本で生まれた言葉であり、直接に対応する英語のことわざ・格言・慣用句があるわけではありませんが、同じ趣旨を表現することはもちろんできます。たとえば One time, one meeting 。
日本の銭湯に相当する「公衆浴場」は、英語では public bath あるいは bathhouse のように表現します。最近ではリラクゼーションを提供する複合施設の業態が増え、spa と呼ばれることの方が多いかもしれません。
温泉は英語では hot spring といいます。必ずしも入浴を想定したものを指すとは限らず、入浴なんて到底できない高温の熱湯が湧出する危険スポットも含みます。
特に日本文化としての銭湯を紹介する場面では、Onsen と表現した方がうまく伝わることもあるでしょう。