「臨時福祉給付金」に対応する英語表現としては temporary welfare benefits のような言い方が挙げられます。厚生労働省が公式にこの訳語を使用している事例もあります。
だだしこれが唯一無二の正解とは言い切れません。臨時の・福祉の・給付金、という趣旨が正しく伝われば、他の単語を使って述べても問題ありません。
「臨時福祉給付金」に対応する英語表現としては temporary welfare benefits のような言い方が挙げられます。厚生労働省が公式にこの訳語を使用している事例もあります。
だだしこれが唯一無二の正解とは言い切れません。臨時の・福祉の・給付金、という趣旨が正しく伝われば、他の単語を使って述べても問題ありません。
「海釣り公園」を指す英語表現としては fishing pier (park)という言い方が挙げられます。直訳すれば「釣りのできる埠頭(桟橋)」、すなわち「釣り場」。おおむね「釣り公園」に対応する表現です。
「海 – 釣り – 公園」の各要素をそれぞれ英語に置き換えて sea fishing park とでも言えばよさそうな気配もありますが、これは一般的な英語表現とは言えません。おおよその趣旨は通じそうではありますが。
野球の「予告先発」を英語で表現する場合、「先発投手」を指す名詞的な用法では probable pitchers という表現が使えます。「先発を予告する」という動詞的な用法なら announce + starter だけで意味が通ります。
先発投手そのものは starting pitcher あるいは starter と表現できます。
英語における「専門用語」は、わりと基礎的な(平易な)言葉で表現される場合も多いものです。自分の言葉で素朴に表現すれば意外と的を射た表現になったりします。
「修羅の国」は、そのまま英語に翻訳して通じる種類の表現ではありません。まずは言葉の趣旨(「修羅の国」という表現で何を言わんとするのか)を把握し、その上で自分の言葉を紡ぐ必要があります。
単に「治安が悪い(街)」という意味を示したいなら、素朴に dangerous (危険な)とでも表現すれば事足りるでしょう。あえて「悪鬼羅刹の跋扈する世界」のような詩的な情趣を込めて the city of demons(鬼の街)のように表現する手もアリかもしれません。―― 意味合いが語弊なく伝わる確証は得られませんが。
「放送事故」の意味で最もよく使われる英語表現は TV blooper でしょう。TV blunder とも表現できます。blooper も blunder も「失敗」「しくじり」といった意味の英単語です。
blooper や blunder は、いわゆる「爆笑NGシーン」や「珍プレー好プレー」に類する失敗・失態も含むニュアンスがありす。
もしかすると、fail と表現した方が、日本語の「放送事故」に含まれる「盛大なやらかし」感が伝わるかもしれません。
いわゆる「出会い系アプリ」は英語では dating app(s) といいます。date は英語でも「デート」の意味でよく用いられる語であり、「異性と出会う」→「出会い系」という風に脈絡が繋がります。
日本語(カタカナ英語)の感覚で考えると「異性をマッチングする → matching と表現できるのでは?」とも考えたくなりますが、matching は「出会い系~」の意味では使われません。ちょっと違う意味ではよく使われます。
日本語の「どうでした?」あるいは「いかがでしたか?」という一言は、さまざまな場面で使える汎用の質問フレーズです。感想を訊ねたり、状況や結果を訊ねたり、評価を求めたり、問う内容に左右されません。しかし英語ではそうはいきません。
英語では質問対象やその具体的内容によって主語や動詞あるいは疑問詞を適切に選ぶ必要があります。語彙の選択を誤ると質問の趣旨が正しく伝わりません。
日本語の「どうでした」はいったん思考から除いて、場面ごとに英語ではどのように訊ねたらよいか確認してみましょう。英文そのものはどれも簡単なフレーズです。使い方のコツが分かれば難しくはありません。
「小顔マッサージ」を英語で表現するなら face massage あるいは facial massage が無難なところでしょう。「小顔」要素を明示したいなら a massage to slim the face のように言い足す形が手頃です。
あるいは beauty facial massage のように述べて「美容のための顔マッサージ」と表現する手もあります。
英語で「斜めかけバッグ」と言う場合の無難な言い方としては、 crossbody bag という表現が挙げられます。
sling bag や messenger bag なども、いくらか形状は限定されますが「斜めかけバッグ」に該当する語として使えます。
バッグの分類や区分は、日本語と英語とでは結構な隔たりがあります。訳語を探すよりは補足的に説明したり身振り手振りで示したりする方がうまく伝わる場合も少なくなさそうです。
「既読スルー」は英語では基本的に leave on read あるいは leave on seen のような言い方で表現できます。特殊な用語というよりは普通の英語表現の部類といえるでしょう。
ちょっと発想を転換すれば、ignore the text(メッセージを無視する)、あるいは does not reply (返事をしない)といった言い方も思いつくでしょう。メッセージは読まれているけど返信が来ないという既読スルーの状況はバッチリ表現できます。
いわゆる「不倫」は英語では affair といいます。have an affair で「不倫に及んだ」というような意味の表現になります。
男女どちらも不倫に及んでいるという意味で「W不倫」(ダブル不倫)のような表現が用いられることもありますが、これは英語では「両名ともに」という意味で both を用いる言い方が妥当です。
日本の元号を使った年数を英語で表現する場合、「平成29年」なら 29th year of the Heisei period と表現できます。period の代わりに era を使って Heisei era とも表現できます。
「年」ではなく「年度」で扱う場合、年度で扱う分野に応じて「学年度」「会計年度」のような要領で academic year や fiscal year のように表現する言い方が使えます。
「いわゆる《冷えピタ》」は、総称・一般名としては「冷却ジェルシート」といい、英語でも cooling gel sheet(s) と呼ばれます。cold compress (冷湿布)と呼ばれることもあるようです。
なお「冷えピタ」の名称はライオン株式会社の登録商標です。
外貨の両替は英語では foreign currency exchange のように表現できます。currency exchange あるいは foreign exchange と省略しても大抵は問題なく通じます。
もし「外貨両替」という単語そのものを知りたいというか「外貨を両替したいんですが」という風に英会話の中で表現したい、ということなら、exchange を名詞でなく動詞として使うように発想を切り替えましょう。
お月見を英語で表現するなら、 viewing the moon あるいは moon viewing のような言い方がまずは無難といえます。viewing the moon, or Tsukimi という風に固有名+補足の形を取るのが万全でしょう。
お月見は旧暦の中秋節を起源とする東洋の文化です。西欧文化圏には東洋的「お月見」の習わしは特にありません。その点を踏まえて平たく説明する形を取れば、相手に伝わる表現は見つかるはずです。
眼鏡拭き(メガネ拭き)は英語では eyeglass cloth のように表現できます。microfiber cleaning cloth(マイクロファイバークリーニングクロス)のように述べれば具体的に伝わりますし、いっそ cloth と言うだけでも充分に通じます。
cloth 以外には wiper、あるいは cleaner のような語でも眼鏡ふきを指し示せます。いずれも雑巾のように汚れを吹き落とす布を指す意味で使える表現です。
「豚の生姜焼き」を英語で表現する言い方としては、ginger fried pork あるいは ginger grilled pork のあたりが妥当なところでしょう。ginger pork という表現もよく目にするところです。
そもそも「生姜焼き」は日本独自の料理法であるため、英語の既存の語彙でバッチリ的確に表現しきることは容易ではありません。いっそ寿司やタコヤキと同様に固有名の枠組みで the Shogayaki と言ってしまった方が適切とすら言えます。
もちろん Shogayaki のような固有名扱いは、追って補足する必要もあります。それを踏まえると、the pork Shogayaki; grilled pork with ginger というような叙述が、いちばん無難な言い方といえるかもしれません。
「制服」は英語では uniform の1語で表現できます。学校の制服を指す文脈なら school uniform (学校制服)と表現すると万全です。
school (学校)には、名詞を修飾して「学校の」という意味を加える形容詞的な用法があります。たとえば school cap といえば「学生帽」すなわち「制帽」の意味が表現できます。
ただし、学校制服をはじめとする「校則」がらみの話題は、結構かなり濃厚に、日本と海外とで文化的乖離のある部分です。日本の常識を普遍的なモノと捉えてしまうと話が齟齬しっぱなしになるかもしれません。その辺は重々注意しましょう。
「特に理由はないけど」、「うまく説明できないけれど」、そんな場面にぴったりの表現といえば「なんとなく」。英語でも困った時に「なんとなく」といえる簡易なフレーズがあります。それが「Just because」です。 続きを読む
「双子ダンス」は英語に直訳できない表現です。趣旨を伝えるには言葉をかみ砕く必要があります。
あえて直訳すれば twin(s) dance 、でもこれだと語弊もありそうです。ミクチャのカテゴリー名は「ツインズ」ですが、twins(双子)も「双子ダンス」の意味では伝わらないでしょう。
「2人で」「そっくりに」「踊る」という要素を英語で伝えるには、synchronized dancing とか、あるいは dancing like twins というように表現を工夫する必要がありそうです。