「天上天下唯我独尊」は、英語では一般的に I alone am the world honored one. のように訳されます。訳文に決定版があるというわけではなく、表記揺れ程度の差異は多々見受けられます。
仏典にもとづき忠実に解釈するにしても、現代社会に即してスピリチュアルに解釈するにしても、絶対無二の正解にはたどりつけません。個人の人生観や人生訓として述べる文脈なら、いっそ大胆に意訳して自分の言葉で表現した方がよいのかもしれません。
「天上天下唯我独尊」は、英語では一般的に I alone am the world honored one. のように訳されます。訳文に決定版があるというわけではなく、表記揺れ程度の差異は多々見受けられます。
仏典にもとづき忠実に解釈するにしても、現代社会に即してスピリチュアルに解釈するにしても、絶対無二の正解にはたどりつけません。個人の人生観や人生訓として述べる文脈なら、いっそ大胆に意訳して自分の言葉で表現した方がよいのかもしれません。
「夏の甲子園」を英語で言うなら National High School Baseball Championship が理想的な表現でしょう。championship(選手権大会)がサッと出てこなければ tournament(トーナメント)と言い換えても充分に通じます。
甲子園(Koshien)は固有名であり、通称でもあります。どちらにしても補足的な情報が必要です。でも最初に軽く説明してしまえば、それ以降は 「Summer Koshien」と表現するだけで充分に話が通じます。
ふと脳裏をよぎった些細なアイデアを「~と思うのは私だけだろか」というような切り口で提示してみたいとき、Is it just me or ~ という英語フレーズでピッタリ趣旨が表現できます。
Is it just me or ~ の or 以降には、通常の疑問文をそのまま組み込めます。つまり普通の問いかけ(疑問文)の頭に Is it just me or を加えるだけで、「って思うのは自分だけかしらん」という意味・ニュアンスが追加できるわけです。
「疲れが取れない」を英語で表現する場合、日本語表現を直接に英語に置き換えるよりも、いちど「まだ疲れている」と言い直した上で対応する英語表現を探した方が、自然で簡単な表現が見つけやすくなります。たとえば still (feel) tired のように表現できます。
文脈によっては、「もう少し休みたい」と述べる言い方もアリでしょう。これも「疲れが残っているので」という趣旨を示すには十分な表現です。
日本語表現を固定したまま英語表現を探すよりも、まず日本語を「英語にしやすい言い方」に言い直してから英語表現を探してみましょう。慣れれば格段に楽に英語が話せるようになるはずです。
「腹筋崩壊」は《抱腹絶倒・大爆笑》くらいの意味で使われる俗な表現です。腹筋崩壊の趣旨を英語で表現する場合、趣旨に応じて言い換える選択肢がいくつか挙げられそうです。
「腹筋崩壊」は「笑いすぎてお腹痛いwww」という趣旨の表現。そう捉えれば、英語でどう表現できるかはおおよそ察しがつきます。
叙述的な表現ではなく、あくまで単語っぽく扱いたい、という場合には、「大笑い」の意味で用いられるネットスラング(LOL や ROFL など)に換えてもよいでしょう。
もちろん、「それ面白い!」と表現する手や、「いや~すごく笑った」と述べる手もアリでしょう。
2018年は平成30年。2018年4月1日が学校年度における「平成30年度」の始まりです。この「平成30年度」を敢えて英語に訳すとすれば、30th year of the Heisei period in the Japanese calendar のように表現するのが穏当でしょう。つまり「日本の暦の平成30年目」と表現するわけです。
「年度」は厳密に考えようとするとややこしいものです。年度の区切り方は海外にもありますが、それが必ずしも日本の学年度と一致するとは限りません。さほど厳密に述べなくてよい文脈なら「日本のカレンダーでは」程度にサラッと扱った方が得策です。
もちろん、年度を無視して西暦に置き換えても特に語弊が生じない文脈なら、いっそ「2018年」と西暦で述べた方が得策です。
いわゆる「夏フェス」に定訳といえる英語表現は特にありません。とはいえ a summer music festival とでも言っとけばまず間違いありません。つまり「夏の音楽フェスティバル(音楽祭)」と表現するわけです。
屋外で、郊外の広大な土地で催されるイベントを念頭に置くなら、an outdoor concert (野外フェス)と表現した方がうまく伝わるかもしれません。夏季イベントとは断定しない(冬場開催もありえる)表現にはなりますが、日本語の「夏フェス」が持つ独特の高揚感は表現できます。
いわゆる「日めくりカレンダー」を英語で表現するなら a page-a-day calendar が一番適当でしょう。1日1ページ式のカレンダー、という言い方で趣旨が過不足なく示せます。
あるいは、day-to-day(日ごとの)、あるいは、 tear-off(引きちぎる方式の)といった言い方でも「日めくり」の意味は示せます。
1日ごとという点を意識すると daily とも表現できるのでは、と考えたくなりますが、daily calendar というとまた別種のものを指すことになり語弊が生じます。
「イケメン俳優」を英語で表現するなら、ひとまず an attractive actor が無難で広く使える言い方でしょう。「魅力的な」とざっくり評価する英語表現です。顔立ちに限らず使えます。
より細かく具体的に表現するなら、good-looking、hot、fine、handsome といった表現を選ぶこともできます。基本的には、どれも《形容詞 + actor》の形で「~な俳優」と述べる、簡素な言い方に収まります。
JR東日本の Suica あるいは PASMO や JR西日本の ICOCA に代表される「ICカード型乗車券」は、英語では prepaid transportation cards のように表現できます。「プリペイド式交通カード」と述べるわけです。
場面によっては単に IC card(ICカード)というだけでも十分に何のことか伝わるでしょう。 train cards のような言い方で通じる可能性も十分にあります。文脈次第では electronic tickets のような言い方がバッチリ趣旨を汲んだ表現にもなり得ます。
「鳥人間コンテスト」は読売テレビ主催の人気イベント、英語では the Japan International Birdman Rally といいます。
「鳥人間コンテスト」と同じ趣旨のイベントは海外にもいくつかあります。これらを総称する言い方(一般的呼称)としては Birdman Rally が挙げられます。これは「鳥人間コンテスト」の略称としても適当でしょう。
「前前前世」はRADWIMPSが発表した曲のタイトルです。曲名は英語もそのまま「Zenzenzense」とする扱い方が標準的です。
「前世」は普通 past life のように訳されます。「前前前世」も past-past-past life のように表現すれば意味が通じるかもしれません。でも基本的にはもっと抜本的な言い換えを探ったほうが無難でしょう。
「地味にすごい」という表現を、そのまま英語で再現することは、至難のわざです。直訳は無理、「地味 → neutral あるいは plain 」のような辞書的な訳語では全く意味が通りません。
「地味に」の趣旨を汲んで大胆に言い換える、たとえば more than it looks(見かけ以上に)とか actually(実は)と表現して見ると、「地味に」で述べたかったニュアンスに近づける場合は少なくないでしょう。
いっそ「地味に」の部分は省いてしまって「スゴいぜ」とだけ述べる、という思い切った考え方も大切です。英語で表現できる部分だけ表現する、微妙な部分は捨てる、と割り切れるようになると、気も楽ですし、意思疎通も捗るでしょう。
日本語でいう「飯テロ」は英語では food porn(フードポルノ)と表現できます。本能的な欲をかき立てる系のニュアンスを感じさせます。文脈によっては foodie と表現できる場面もありそうです。
ポルノ(ポルノグラフィ)は、基本的には、ロコツに性的なアレな写真や映像を指す語です。性欲をかき立てる、という感じもありますが、「人間が本能的に求める根源的な欲求に訴えかける」という風に捉えてもよさそうです。
「お尻がいたい」と英語で表現する場合、My butt hurts. あるいは I have a numb butt. のような言い方で表現できます。My butt ~. は「お尻」を主語においた構文、I have a ~. は自分を主語においた所有表現です。
人の尻・臀部を指す英語表現はさくたんあります。まずは buttocks 、 butt、anus あたりをおさえておけば、ひととおりの場面で適切に表現できます。
あれ変だな?いつもと違うぞ?妙な感じ・・・と言いたくなるような、違和感や奇妙さを表す英語表現は、strange や weird をはじめ実に豊富です。場面や状況、おかしさの程度に応じて使い分けられます。
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おみやげ(お土産)は英語では souvenir 、keepsake 、memento のような語で表現できます。この3語はどれも「記念品」や「思い出の品」といったニュアンスが濃厚です。相手への贈り物というニュアンスの方が強い意味合いなら present (プレゼント)と表現してしまった方がよい場合も多いでしょう。
お土産は、ちょっとした小物でも、旅先あるいは来し方の文化が垣間見えて興味深く映るものです。旅の話の格好の手がかりになってくれます。
「逆ギレ」は日本語のスラングです。100%対応する英語表現はないと思った方がよいでしょう。英語で表現する場合には take out on(八つ当たりする)や snap back(言い返す)といった表現への言い換えを考えるとよさそうです。
元となる日本語表現の意味を日本語の他の言葉で説明できれば、英語への言い換えも捗ります。うまく説明できない言葉は、訳語を探すよりも、趣旨を変えない他の言い方にした方がうまくいくかもしれません。
いわゆる「コスプレ」は英語でも日本語そのまま cosplay の呼び名が一般的です。和製英語が逆輸入の形で定着した格好です。Pokémon と同列の固有名と捉えた方が納得しやすいでしょう。
コスプレは日本のサブカルチャーの文脈の一部として世界に知られるようになり、今では世界中でイベントが催されるほど親しまれています。ハマる人は熱狂的にハマる若者文化、それがコスプレです。
日本語でいう「やぶさかでない」を、英語で表現する場合、「べつに嫌じゃないよ」「やってもいいかな」という風に言い換えて考えると、そこそこ手頃な言い方が見つかります。
「やぶさかでない」(吝かではない)という日本語表現は、日本人にとっても容易には捉えられず、人によっても場面によっても表現のニュアンスが食い違ったりする微妙な表現です。できるだけ平明な言葉で、既存の慣用的言い回しではなく自分自身の言葉で、言いたいことを言葉にするように考え直せば、対応する英語表現も案外すんなりと見つかります。日本語で考えずに直接に英語表現を探す考え方の練習にもなります。
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